休みたいと思いながら、今週も予定を詰めてしまった方へ。
「今ここで止まったら、もう動けなくなりそう……」
有給の申請画面を開いて、そのまま閉じたことはありませんか?
疲れているのは分かっています。
一日くらい休んでも、誰も困らないことも分かっています。それなのに……
休んだ翌日の自分だけが、うまく思い浮かばないのです。
怖いのは休むことより、もう一度回し始めることです
毎朝同じ時間に家を出て、同じ順番で仕事を片付けていきますよね。
続けているうちに、一日は勢いで回るようになります。
勢いで回っている間は、なぜそれをしているのかを考えずに済みます。
考えなくても手が動くので、むしろ楽に感じる日もあるはずです。
しかし、一度止めると話が変わります。
止まったものをもう一度回すには、勢いの代わりに理由が要るからです。
「なぜ自分はこれを続けているのか」に答え直さないと、最初の一歩が出ません。
休んだら戻れない気がするのは、その問いにすぐ答えられるか分からないからなのでしょう。
そして走っている間は、誰もその理由を聞いてくれません。
聞かれないまま何年も経てば、答えが遠くにあるように感じるのは自然なことです。
「吊るされた男」のカードは、自分で止まっています
タロットには「吊るされた男」と呼ばれる一枚があります。
受容・視点の転換・待つ知恵といった言葉が解釈本などに並んでいます。
逆位置では、停滞や受容の拒否を表すとされています。仕事の相談では、休職や一時停止を考える場面で出てくることがある一枚です。
このカードについては、本人が自分で止まることを選んでいる、と読むこともできます。
自分で選んだ停止は、止まってしまったこととは別のもの。
止まる前に、何を確かめるために止まるのかが決まっているからです。
ですから私は、その人が止まることを自分で選べているかを見ています。
選べていない休みは、先の見えない空白に見えます。
空白の先に何があるのか分からなければ、怖くなるのは当然です。
でも確かめたいことが一つあれば、休みはその答えを探しに行く時間に変わります。
止まる前に、始めた日まで戻ってみます
今の仕事や役割を、最初に引き受けた日まで戻ってみてください。
その日のあなたに、一つだけ聞いてみたいことがあります。
何のために、それを始めましたか?
「生活のため」「頼まれたから」でも、立派な理由です。
浮かんだなら、それが休み明けのあなたを連れ戻してくれます。
戻る道は、もうつながっています。
何も浮かばなくても、心配はいりません。
走り続けている間、誰もその理由を確かめさせてくれなかっただけです。
少し休む時間は、その理由を拾いに行くのにちょうどいい長さなのかもしれません。
勢いが止まっても、理由があれば、もう一度歩き出せます。
(休んでも戻らない時のことは、こちらの記事に書いています)
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【もう一歩、自分を整理したい方へ】
この記事は「問い」を一つ渡すところまでです。
始めた理由は思い出せても、それが今も続ける理由になっているのか、迷うことがあります。
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