休日を持て余した日曜の夜、布団に入れないあなたへ
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こんばんは。
ことのはです。
日曜の夜。寝てしまうのが惜しくて、布団に入れない。
湯気の立つマグを持ったまま、窓の暗さをぼんやり見ている。
「まだ何もしていない休日だった」
そう思うと、胸のあたりが少しだけ重くなります。
「あと一時間あれば、やりたかったのに」
そんなふうに、今日という日を引き止めたくなる夜が、あなたにもあるかもしれません。
洗濯物を畳みながら、「結局、昨日と同じだった」とつぶやく。スマホの画面には、明日の天気だけが映っている。
「やっぱり、休めた気がしない」
【「何もしていない」は、本当でしょうか】
休日の終わりに、私たちはよく一日を採点します。
あれもできなかった。これも後回しになった。だから今日は、ゼロ点だった。
けれど、採点表に載るのは「やったこと」だけです。
朝、少し遅くまで布団にいたこと。お湯を沸かして、ゆっくり飲み物を淹れたこと。窓の外の空の色を、ふと眺めたこと。
そういう時間は、どこにも記録されません。記録されないから、なかったことにされてしまいます。
でも、体はちゃんと覚えています。ぼんやりしていた時間のぶんだけ、肩の力が抜けていたことを。
【休めた気がしないのは、休み方を探しているから】
「休めた気がしない」と感じるとき、本当に足りないのは休む時間ではなく、休んだと実感できる手ごたえかもしれません。
予定をこなした日には、達成感という手ごたえが残ります。何もしなかった日には、それが残らない。だから「休んだ」という感覚も、つかみにくいのです。
ですから、休日を持て余した夜は、休み方を探している夜だと私は思っています。
怠けているのではありません。自分にとってどんな休み方がしっくりくるのかを、まだ探している途中なのです。
【惜しいのは、日曜ではなくて、自分の時間】
日曜の夜に布団へ入れない理由は、眠くないからではないことが多いようです。
眠ってしまえば、明日が来る。明日が来れば、自分のためだけの時間が、また遠くなる。
だから、もう少しだけ起きていたい。
それは、自分の時間を大切にしたいという、ごく自然な気持ちです。責める必要はありません。
ただ、その気持ちを今夜ぜんぶ使い切らなくても大丈夫です。ほんの五分、好きなことに触れたら、あとは明日の自分に預けてしまってかまいません。
【カードの話を、ひとつだけ】
タロットに「ソードの4」というカードがあります。
静かな部屋で、ひとりの人が横たわり、目を閉じている絵です。壁には剣が掛けられ、いまは握られていません。
一見すると、何も起きていない場面です。けれどこのカードが伝えているのは、次に動くための休息です。
止まっているように見える時間にも、意味がある。何もしていない時間が、次の一週間をそっと支えている。
日曜の夜に布団へ入れないあなたも、きっと同じ場所にいます。何もしていなかったのではなく、静かに整えていた一日だったのかもしれません。
【今夜のひとつ】
眠る前に、ひとつだけ。
今日の休日の中で、「これは悪くなかったな」と思えた瞬間を、ひとつだけ探してみてください。
マグの温かさでも、窓の外の色でも、洗濯物の柔らかい匂いでもかまいません。
見つかったら、心の中で「それでよし」と言ってあげてください。見つからない夜は、見つからないままで大丈夫です。
休日を持て余した夜は、休み方を探している夜です。
ぼんやりした時間も、次の一週間を支えています。
私は、知っている。ぼんやり過ごした一日にも、あなたはちゃんと息をしていたと。
ことのは
ひとりで抱えている気持ちを、誰にも知られずに相談したい夜は、
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