フリーランスWebディレクター・マーケターの米田健太郎と申します。
Web制作やマーケティングのご相談を受けていると、「頭の中にアイデアはあるけれど、どう形にしていいか分からない」「とりあえずオシャレなサイトを作りたい」といった、まだ具体的な形になっていないご要望をいただくことがあります。
もちろん、最初から明確な目的や完成イメージが決まっている必要はありません。
むしろ、Web制作では「なんとなくこうしたい」という段階から、目的や課題を整理していくことが大切です。
一方で、こうした整理を十分にしないままデザインや制作を始めてしまうと、「見た目はきれいなのに問い合わせにつながらない」「サイトを作ったものの、何のためにあるのか分からない」といった結果になりかねません。
そこで今回は、元SIerエンジニアで、現在は「思考を資産化する」戦略型Webディレクターとして活動する米田健太郎が、フワッとしたアイデアを、ビジネスの成果につながるWebサイトへ変えていくための考え方をご紹介します。
米田健太郎が考える「かっこいいサイト」が売れない理由
Webサイトの良し悪しを考えるとき、「デザインがきれいか」「かっこいいか」といった見た目に目が向きがちです。
もちろん、デザインはWebサイトにおいて重要な要素です。
ただし、どれだけ見た目が優れていても、ユーザーが「知りたい情報が見つからない」「次に何をすればいいのか分からない」という状態になってしまえば、成果にはつながりにくくなります。
ユーザーがWebサイトを訪れる目的は、基本的にデザインを見ることではありません。
商品やサービスについて知りたい、悩みを解決したい、問い合わせたい、申し込みたいなど、それぞれの目的があります。
だからこそ、Webサイトでは「どんな情報を、どの順番で見せるのか」「ユーザーにどんな行動を取ってもらいたいのか」を考えた導線設計が重要です。
私がWeb制作のディレクションを行う際も、デザインを目的にするのではなく、ユーザーの行動やビジネス上の目的から逆算してサイトを設計することを重視しています。
「オシャレなサイトを作る」のではなく、「目的を達成するためのサイトを作る」。
この視点を持つだけでも、Web制作に対する考え方は大きく変わります。
成果を出すために、米田健太郎が重視する3つのステップ
私がWebサイトのディレクションを行う際、いきなりデザインやコーディングに入ることはありません。
まずは、お客様の頭の中にあるアイデアや課題を整理し、サイトの目的や構造を明確にしていきます。
具体的には、次の3つのステップを重視しています。
1. 「なぜ(Why)」を深掘りする
最初に考えるのは、「なぜ、このWebサイトが必要なのか?」ということです。
例えば、「会社サイトをリニューアルしたい」というご相談があったとしても、その背景にはさまざまな課題が考えられます。
「問い合わせを増やしたい」のか、「採用応募を増やしたい」のか、「会社の信頼感を高めたい」のかによって、必要なコンテンツやサイトの構成は変わります。
そのため、まずは目的を明確にし、「最終的にユーザーにどんな行動を取ってほしいのか」まで言語化します。
ここが曖昧なまま制作を始めてしまうと、途中で方向性がぶれたり、完成後に「思っていたものと違う」となったりする可能性があります。
2. ターゲットと制約条件を整理する
目的が明確になったら、次に「誰に向けたサイトなのか」を整理します。
同じ商品やサービスでも、20代の個人と法人担当者では、必要とする情報も、刺さる言葉も異なります。
そこで、想定するユーザー像や抱えている悩み、Webサイトを訪れるきっかけなどを整理し、ターゲットに合わせて情報設計を考えていきます。
同時に、予算や納期、既存システムとの兼ね合いなど、制作上の制約条件も確認します。
「理想のサイト」を考えるだけではなく、実際のビジネス環境の中で実現できる形に落とし込むこともディレクションの重要な役割です。
3. 構造設計・ワイヤーフレームに落とし込む
目的とターゲットが整理できたら、ようやく具体的なサイト構造を考えていきます。
サイトマップを作成し、どのページにどんな情報を掲載するのか、ユーザーがどのような順番で情報を見ていくのかを設計します。
さらに、ワイヤーフレームを使って各ページの情報配置や導線を整理します。
ここで重要なのは、ユーザーに「考えさせすぎない」ことです。
「この情報を見たら、次に何を確認すればいいのか」「問い合わせをしたい場合、どこをクリックすればいいのか」が自然に分かる構造を目指します。
このように、デザインやコーディングより前の「上流工程」にしっかり時間をかけることで、Webサイトが単なる制作物ではなく、ビジネスを支える資産になっていきます。
「なんとなく」の段階でも、まずは相談してください
ここまで読んで、「専門用語が分からないけれど、こんな状態でも相談していいの?」と思った方もいるかもしれません。
もちろん、大丈夫です。むしろ、私が得意としているのは、まだ明確な形になっていないアイデアを整理し、具体的な設計へ落とし込むことです。
「こんなWebサイトがあったらいいな」
「今のサイトを何となく変えたい」
「サービスの魅力をうまく伝えられていない気がする」
「そもそも、何をどう相談したらいいのか分からない」
このような状態からでも問題ありません。
元SIerエンジニアとしてシステム開発に携わった経験も活かしながら、難しいIT用語やビジネス上の要件をできるだけシンプルに整理し、お客様と一緒に「何を作るべきなのか」を考えていきます。
米田健太郎が、皆様の頭の中にある「フワッとしたアイデア」を一緒に整理し、ビジネスの成果につながる形へ変えていくお手伝いをします。