1. 先に結論を3つだけ
ココナラでAIが禁止かどうかを調べると、出てくるのはほとんどイラストの話です。私が知りたかったのは文章とPDFのほうでした。公式のルールを読むと、そこははっきり書いてあります。
ひとつ。禁止されているのは、AIで生成したイラスト画像です。そしてそのイラストを素材として一部でも使ったコンテンツ、たとえばサムネイル画像や動画も、同じく禁止側に入ります。
ふたつ。AIで生成した文章の記事と、AI技術に関するノウハウ記事やPDF資料は、出品可能と明記されています。私の解釈ではなく、公式が「出品可能コンテンツ例」として並べている項目です。
みっつ。確認は公開後です。公式のルールには、運営が公開されたコンテンツを順次確認する、と書かれています。出す前に通す審査ではありません。
2. なぜ私がこれを調べたか
私はコンテンツマーケットに16商品を出しています。中身は全部、AIで書いたPDFです。出品してから70日経ちましたが、いまも全部公開されたままです。
つまり私は、この線引きの内側にいるかどうかで自分の出品が全部消えるかもしれない立場で調べました。「たぶん大丈夫」では済まないので、公式のルールの本文を最初から最後まで読んでいます。
3. 公式が書いている線引き
ルールは2つのリストでできています。禁止のリストと、可能のリストです。
禁止側に入っているものは2つです。AIで生成したイラスト画像。そして、AIで生成したイラスト画像を素材として一部使用したコンテンツ。後者には、括弧書きでサムネイル画像と動画が例に挙がっています。
可能側に入っているものは4つです。AIで生成した写真画像。AIで生成した写真画像を素材として一部使用したコンテンツ。AIで生成した文章の記事。そしてAI技術に関するノウハウ記事やPDF資料。
読み比べると、線が引かれている場所がはっきりします。イラストか、そうでないかです。写真は可能側、イラストは禁止側。文章とPDFは、そもそもイラストではないので可能側に並んでいます。
4. いちばん誤解されているところ
「ココナラ AI禁止」で検索して出てくる記事を10件見ましたが、AIで書いた文章やPDFを売っていいのかに答えている記事は1件もありませんでした。
出てくるのは、AIイラストを出品して運営から連絡が来た話、AIイラスト副業は禁止なのかという話、AIイラストがバレるとどうなるかという話です。どれもイラストの話です。
イラストを描く人にとっては正確な情報ですが、文章や資料を売りたい人にとっては、自分の答えがそこにありません。私はここで時間をつぶしました。だからこの記事を書いています。
5. サムネイルが落とし穴です
見落としやすいのがここです。禁止されているのはイラストそのものだけではなく、AIで生成したイラストを素材として一部使用したコンテンツも含みます。そして例として書かれているのが、サムネイル画像です。
つまり、中身がAIで書いた文章のPDFでも、サムネイルにAI生成イラストを使っていたら禁止側に入ります。中身だけ気にして表紙を気にしていない人は、ここで引っかかる可能性があります。
6. 私のサムネイルの作り方
私は16商品ぶんのサムネイルを、プログラムで文字を描いて作っています。
やっていることは単純です。単色の背景を1枚作り、その上に商品名と一言、それから数字のバッジを、指定した位置に文字として描きます。画像ファイルを1枚も読み込んでいません。イラストも写真も使っていないので、素材として使いようがありません。
この作り方を選んだ理由は2つあります。ひとつは、いま書いた禁止条項を最初から避けられること。もうひとつは、16枚を同じデザインで一度に作り直せることです。価格や数字が変わったとき、1枚ずつ作り直さずに済みます。
7. 審査は事前ではなく事後です
これは私が別の記事でも書いたことですが、公式のルールにも同じことが書いてあります。運営は公開されたコンテンツを順次確認する、と明記されています。
出品ボタンを押すときに誰かが中身を見て通す、という工程はありません。公開はすぐされて、確認はあとから来ます。不適切と判断されたら、修正依頼か取り下げになります。そして取り下げのあとに直さず同じものを再出品すると、予告なくアカウントが止まる場合がある、とも書かれています。
順番が逆だと思って身構えている人が多いのですが、止まるとしたら公開したあとです。
8. 70日、16商品、取り下げ0件
ここからは私の実績です。
AIで書いたPDFを16点、70日間公開しています。修正依頼も取り下げも1件も来ていません。サムネイルは前に書いたとおり、全部プログラムで描いた文字です。
正直に書いておくと、売れた数は0件です。この記事は「AIで作れば売れる」という話ではありません。「AIで作ったものを置いておくこと自体は、ルール上とがめられていない」という話です。売れるかどうかは別の問題で、私はまだ解けていません。
9. この記事で言えること、言えないこと
言えること。公式のルールに、AIで生成した文章の記事と、AI技術に関するノウハウ記事やPDF資料が、出品可能として書かれています。禁止はイラストと、それを素材に使ったコンテンツです。確認は公開後に行われます。
言えないこと。ルールは変わりえます。私が読んだのは2026年7月28日時点の記載です。出品の前に、ご自身で公式ヘルプの「AI技術を使用した出品に対するスタンス」を開いて、いまの記載を確認してください。
また、個別のコンテンツが不適切かどうかを判断するのは運営です。リストに当てはまるかどうかの線引きが微妙なものについて、私は保証できません。
10. まとめ
禁止は、AI生成のイラスト画像と、それを素材に一部使ったコンテンツです。サムネイルもここに含まれます。
可能は、AI生成の写真画像と、AIで生成した文章の記事と、AI技術のノウハウ記事やPDF資料です。
確認は公開後です。出す前の審査ではありません。
中身が文章でも、サムネイルにAIイラストを使うと禁止側に入ります。ここがいちばんの落とし穴です。
私は16商品を70日出して取り下げ0件。ただし、売れた数も0件です。