こんにちは。「ホームページの保健室」です。
小さなお店や個人事業の方のホームページを、かかりつけのように診ている者です。
ご相談のなかで意外とつまずきやすいのが、「ページは何枚作ればいいのか」という問題です。
見積もりの多くはページ数で金額が変わりますから、ここが決まらないと話が前に進みません。かといって、多めに頼んでおけば安心かというと、そうでもないのです。
今回は、小さなお店のホームページに最低限いるページと、あとから効いてくるページを整理してお話しします。
【ページは、多いほど良いわけではありません】
先にお伝えしておくと、ページ数と成果は比例しません。
ページが増えるほど、費用も日数もかかります。それだけならまだよいのですが、いちばん大きいのは公開したあとの負担です。10ページあれば、情報が変わったときに10ページ分を見直すことになります。手が回らなくなったページから古びていき、それが放置の入口になってしまう。
お客さまの側から見ても、同じことが言えます。
知りたいのは「何のお店か」「いくらぐらいか」「どこにあるか」「どうやって頼むか」。この4つにすぐたどり着けることのほうが、ページ数よりずっと大事です。
まずはご自身で世話をしきれる枚数から始めて、必要になったら足していく。これがいちばん失敗の少ない進め方だと考えています。
【最低限そろえたい4つのページ】
さきほどの4つの疑問に対応する形で、最低限そろえたいのは次のページです。
・トップページ
開いて数秒で「何のお店で、誰のためのお店か」が分かること。ここが伝わらないと、その先を読んでもらえません。きれいな写真より、まずは一言の説明です。
・メニューや料金のページ
いちばんよく見られるページです。金額を出すのをためらう方も多いのですが、目安が分からないほうがお問い合わせは減ります。「◯円から」「内容によりご相談」といった書き方でも構いませんので、手がかりを置いてあげてください。
・アクセスと営業案内のページ
住所、地図、駐車場の有無、営業時間、定休日。外出先で急いで見る方が多いところですから、探させないことが何より大切です。
・お問い合わせのページ
電話番号、入力フォーム、ご予約の方法。連絡の手段は、お客さまが選べるように複数あると親切です。
この4つがそろっていれば、ホームページはお店の受付として働きはじめます。
【あとから効いてくるページ】
余裕が出てきたら、次のようなページが力を発揮します。
・お店の人の紹介(誰がやっているお店か)
・お客さまの声や、実際の事例
・よくいただくご質問
・お知らせ(今も動いていることが伝わる場所)
なかでも小さなお店で効きやすいのが、人の紹介です。
大きなお店と規模で競うことはできませんから、選ぶ決め手になるのは人柄や考え方のほうです。顔写真が気恥ずかしければ、手元や道具の写真に、開業のきっかけを数行そえるだけでも十分に伝わります。
【分けるか、1枚にまとめるか】
ページ数と並んでよくいただくのが、「全部を1枚に載せてはいけないのですか」という質問です。
載せる内容がまだ少ないうちは、縦に長い1枚にまとめる形も良い選択です。スマホで指を動かすだけで最後まで読めますし、直す場所も1か所で済みます。
分けたほうがよいのは、メニューの数が多いときや、扱う分野ごとに来てほしいお客さまが違うときです。入口を分けたほうが、迷わせずに済みます。
迷ったときは、「この内容を1枚に並べたら、指で何回ぐらい動かすことになるか」を想像してみてください。自分でも読み疲れそうだと感じたら、分ける時期です。
【おわりに】
まとめると、こういうことです。
・ページは多いほど良いわけではなく、世話をしきれる枚数から
・最低限は、トップ・メニューと料金・アクセス・お問い合わせの4つ
・人の紹介やお客さまの声は、あとから効いてくる
ちょうどよい枚数は、業種や、来てほしいお客さまによって変わります。見積もりを取る前に「うちの場合、何ページくらいが妥当でしょうか」とたずねてみてください。その答え方で、そのお相手が枚数を売りたいのか、お店に合う形を一緒に考えてくれるのかが見えてきます。
当店「ホームページの保健室」でも、必要なページの整理からご相談に乗り、制作から公開後の毎月のお世話まで、小さなお店向けのサービスをご用意しています。気になる方は、プロフィールのサービス一覧をのぞいてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたのお店に、ちょうどよい大きさのホームページができますように。