【お客様の質問に答えていくよ】キャラの動きをなめらかに描くための4ステップ

【お客様の質問に答えていくよ】キャラの動きをなめらかに描くための4ステップ

記事
マンガ
おはようございます、
みすみです。

いきなりですが、新企画です。

いや、あの、いつも毎回ブログの内容
なに書こうかな~って悩むので
今までの創作お手伝いでいただいた
質問にまとめて答えていこうかと
唐突に思い立ちまして。

内容はランダムでどんどん解答
していこうと思います。

ではさっそく。

【お客様からの質問】
絵の動きが硬いので、もう少し
動きのある柔らかい感じで
描けるようになりたいです

みすみは日頃から
「絵はあんまり得意じゃない」
と公言しているのですが、
絵のお悩みについても
相談されることは多いです。

みんな、絵が上手になりたいよね!

私は神絵師とかでは全然ないので
絵のお悩みには、自分がお答えできる
範囲でお答えしていますので
あしからず……

で、まだ絵を描き慣れてない方の絵って
確かに硬いなって感じるところも
あったりするのですが、それが
どこから来てるのかという話を
しようかと思います。

絵、特にキャラクターイラストでは
上手に描くためのポイントと段階が
いくつかあると思います。

①まずはプロポーションを把握する
人体のプロポーション(比率・割合)
をまずは把握することが大事です。

人体があったら、腕の長さはどれくらいか、
手の大きさはどのくらいになるのか、
脚の長さはどれくらいなら違和感がないのか、
そういうのを理解していることが
まずは大事です。

ここが変だと、やっぱりちょっと
気持ち悪かったり怖い感じの
違和感のある絵になってしまうので
まずはプロポーションを把握しましょう。

②次に塊を掴む
それから次に、人体や衣服などの
「塊」つまり厚みをとらえることです。

描き慣れてない方の絵を見ると
人体を厚みのある塊として
とらえられておらず、ペラペラとした
紙のように見えることがあります。

これは、絵をまだ二次元でしか
捉えられていないからです。
ご自身が描いているものが
三次元では立体として質量を持っている
ものだということが
絵と繋がっていないわけです。

最終的に絵を表現として描き表すのは
二次元なのですが、
それでも描くものは立体として
厚みを持ったものであると
感じながら描かないと、
記号として人体を描いてしまって
ペラペラとした表現になってしまいます。

人体や衣服を立体としてとらえる、
つまり「塊を掴む」という感覚を
覚えてみましょう。

③流れをとらえて表現する
塊を掴んで人物や衣服を立体的に
描くことができるようになっても、
どこか表現が硬いと感じる方は
この「流れ」が見えていないことが
多いと感じます。

人体はざっくり言うと
骨と臓器と筋肉と皮膚でできていますが
人体の「パーツ」に見えるもの、
つまり腕とか脚とか手とか
そういうものは
バラバラに存在するのではなく
それぞれが筋肉で繋がっていて
全体的に流れを持っています。

たとえば首は鎖骨に繋がり、
胸の筋肉が肩に流れて、
肩から腕に流れています。

筋肉はまっすぐでなく、
体の動きを助けるために
湾曲して骨についています。
これが体を動かすたびに
伸びたり縮んだりしています。
骨もまっすぐではなく、
湾曲しています。

描き慣れていない方の
硬く見える絵にはこの筋肉の繋がり、
そして動きに合わせた筋肉の伸び縮み、
それからそれに伴って出てくる
衣服の流れるような皺、
がありません。

これらの全てが「流れ」です。

たとえば、画材屋さんとかで売ってる
木のデッサン人形ってあるじゃないですか。
最近は精巧な関節を持つものもありますが
昔は大雑把に手と脚を曲げられて
プロポーションが把握できるだけの
簡単な作りのものでしたよね。

あれは①の「プロポーション」と
②の「塊」は把握できますが
③の「流れ」はありません。

なぜなら関節で人体のパーツが
完全に分かれていて
筋肉という流れで繋がっていないので、
バラバラにしかパーツを動かせないからです。

実際の人体は、
腕を上げれば肩も上がります。
腕を後ろに伸ばせば、胸の筋肉が開いて
逆に背中は骨と筋肉が縮まって
狭くなります。

あるいは脚を曲げてしゃがむと、
バランスを取ろうとして
上体は前かがみになる……など
人体の動きはパーツがバラバラに
動くのではなく、全て繋がっていて
どこかの動きがどこかに影響しながら
「全体として動く」
のです。

この全体としての動きを私は
「流れ」と言っています。

描き慣れていない方の絵はこの
全体としての動き、
つまり「流れ」をとらえられていないので
どこかデッサン人形のような
「硬さ」が出てしまうのです。

これはクリスタなどで使われる3Dの
デッサンモデルでも同じ。
3Dモデルを使うから人体余裕じゃーん
などと思っても、
3Dモデルが助けてくれるのは
①の「プロポーション」と
②の「塊」までです。
③の「流れ」は自分で足していかないと
いけないんですよね……

④最後にペンタッチ
そして最後はペンタッチですね。
形として上手にラフが描けても
ペンタッチがぎくしゃくしていると
やっぱり絵は硬くなってしまいます。

たとえばむちゃくちゃ上手な方の絵を
トレースしても、
線がぎくしゃくしていれば
絶対にその絵は上手には見えません。

形だけ綺麗でも、それを表現する
線が綺麗でなければ
やっぱり絵は台無しになってしまいます。

③の流れまでご自身で描ける方は
もう絶対に線も綺麗なのですが、
素材や資料写真を使っている方は要注意。
結局③の「流れ」までを把握していないと
線が最後に全てを破壊してしまうのです。

なめらかでメリハリのある線で描けるよう
ここはがんばって練習してくださいね~。

と、ここまで書いたら
長くなってしまいました。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

なにかのお役に立てれば幸いです。
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