楽譜に書くことを大切にしている理由

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私は、レッスンで楽譜に書き込むことを大切にしています。

今は、生徒さんの楽譜に、その日のレッスンで伝えたことや、次に気をつけてほしいことなどを書き込むことが多いです。

なぜ、そんなに書くのか。

たぶん、私自身が「書くこと」に助けられてきたからだと思います。

私の幼少期の先生の一人は、楽譜にかなりしっかり書き込んでくださる先生でした。
注意されたことなど、レッスンの内容が今も楽譜に残っています。

その後、別の先生に習うようになったとき、その先生はほとんど楽譜に書き込まないタイプの先生でした。

レッスン中は「なるほど!」と思ったことも、その場では覚えていても、時間が経つと細かいニュアンスは忘れてしまう。

珍しく書いてくれた線一本を見て、
「これ、何だっけ…?」と思うことも多かったです(笑)

そう気がついた頃から、私は自分で楽譜に書き込むようになりました。

レッスンが終わったら、部屋の外ですぐに書き込む。次の授業中に、忘れる前にこっそり書き込んでいたこともあります。

そのうち、もっとレッスンの内容を正確に書きたくなってきました。

でも、曲がある程度まで仕上がると、先生の譜面台に私の楽譜がずっと置かれたままレッスンが進むので、レッスン中に何も書き込めない……。

そこで、私は自分の楽譜をコピーして持っていくようになりました。そうすれば、いつでも取り出して、その場ですぐに書けるから。

レッスン中に理解しきれなかったことでも、メモしておけば、あとで練習しているうちに、
「こういうことかな」と気づくこともありました。

これが、私にはとても合った方法だったのです。

先生の数少ない「線一本」を手がかりに考えていたこともあって、私も自分の楽譜を設計図のように、線の書き方にまでこだわって、自分の演奏を整理していたように思います。

今思えば、かなり「書くこと」にこだわっていました。

でも、こうして自分で書く習慣がついたことは、今になって指導するときにとても役立っています。

「ここは言葉で説明するだけではなく、楽譜に残しておいたほうがいい」
「これは、練習するときにも思い返せるようにしておこう」

そんなふうに考えるようになりました。

私は、生徒さんが家で練習するときにレッスンの内容を思い出してもらえるように、できるだけ楽譜に残すようにしています。

楽譜を開けば、そのとき先生に言われたことを思い出せる。何を練習すればいいのか、分かる。

私自身が生徒だった頃に「書いてあること」に助けられてきたからこそ、今も楽譜に書くことを大切にしているのだと思います。

そして今は、レッスンだけでなく、動画添削でも楽譜に書き込んでいます。

動画を見て感じたことや、次に練習するときに意識してほしいことを、あとから見返せる形で残しておきたいからです。

「言われたことを、その場では分かったけれど、数日後には忘れてしまった」
そんなことが少しでも減ればいいなと思っています。

楽譜へのアドバイスや、演奏動画への個別アドバイスも行っています。

ご興味がありましたら、プロフィールページもご覧いただけると嬉しいです。

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