赤ちゃんに絵本を読んであげる機会がありました。
読んでいて気づいたのは、赤ちゃん向けの絵本って、
本当にシンプルな形でできているものが多いということ。
てんとう虫は丸がいくつか組み合わさっていたり、
ぞうも丸や四角を組み合わせて表現されていたり。
大人から見るとシンプルなイラストですが、赤ちゃんにとっては、
その「わかりやすさ」が大切なんだろうなと感じました。
もう一つ面白かったのが、絵本の読み方です。
普通に読んでいるとあまり反応がないのですが、
最後だけ少し声を大きくしたり、顔を近づけて読んであげたりすると、
声を出して笑うくらい喜んでくれるんです。
まだ目や耳が発達の途中だからこそ、はっきりした色や形、
そして音の強弱が伝わりやすいのかもしれません。
そして、一番印象に残った出来事がありました。
絵本を読み終えてベビーカーに乗せると、
赤ちゃんが急にベビーカーについている丸いロゴをじーっと見つめて、
何度も触り始めたんです。
今までも何度もそのベビーカーに乗っていたはずなのに、
その日に限って夢中になっていました。
その様子を見て、ふと思いました。
もしかしたら、さっきまで絵本で何度も見ていた「丸」と、
目の前にあるロゴの「丸」が、赤ちゃんの中でつながったのかな、と。
もちろん本当のことはわかりません。
でも、「これ、絵本で見た形と同じだ」という小さな発見があったのかもしれないと思うと、その瞬間に立ち会えたことがとても嬉しくなりました。
赤ちゃんは毎日、初めて見るものや初めて知ることばかり。
私たち大人が何気なく見過ごしているものも、一つひとつ新鮮な発見として受け取っているんですね。
そんな姿を見ていたら、「世界を知るって、こういうことなんだな」と、私まで新しい発見をもらったような気持ちになりました。