売れない商品ページ、デザインを直す前に見るところがある

売れない商品ページ、デザインを直す前に見るところがある

記事
ビジネス・マーケティング
「商品ページをもっときれいにしたい」
「LPを作り直して、売上を伸ばしたい」

ECサイトを運営している方から、こうしたご相談をいただくことがあります。売上が伸びないとき、まず商品ページの見た目を変えたくなる気持ちはよくわかります。

私もWebデザイナーなので、ページを見れば直したいところは普通に出てきます。写真が弱いとか、文字が読みにくいとか、情報がごちゃごちゃしているとか。

でも、そこでデザインだけを直して、本当に売れるようになるんでしょうか。

ちなみに、商品ページとLPは少し意味が違います。

厳密にいうと、LP(ランディングページ)は広告や検索結果などからユーザーが最初に訪れるページのこと。一般的には、商品を購入してもらうために作られた縦長の販売ページを指すことも多いです。

一方、商品ページは、価格やレビュー、商品画像、購入ボタンなどを含む、商品を販売するページ全体のこと。

今回はデザインだけでなく、価格やレビュー、競合との比較なども含めたお話なので、「商品ページ」で統一しますね。

売れない原因がデザイン以外にあるなら、見た目を変えても、その原因は残ったままです。

商品ページを見る。でも、それだけで判断しない


私は商品ページの改善を考えるとき、まず今のデザインを確認します。商品の特徴が伝わっているか、情報の順番は適切か、購入する人が知りたいことを見つけられるか。

そのうえで、競合商品や販売状況も確認します。

・競合商品の価格やレビューはどうか
・アクセス数や転換率はどうなっているか
・広告や検索順位に問題はないか
・競合と比較したとき、選ばれる理由があるか

例えば、そもそも商品ページに人が来ていない場合と、アクセスはあるのに購入されていない場合では、必要な改善が違います。

同じ「売れていない」でも、直すべき場所は同じじゃないんです。

制作費をかけて商品ページを作り直したのに、原因が別のところにあった。そんなことにならないように、私はデザインの外側も確認するようにしています。

メーカーが考える商品の価値と、購入者が感じる価値


メーカー様やOEM商品を販売されている方とお仕事をしていると、自社の商品を競合と同じ目線で比較できていないケースが結構あります。

例えば、競合より成分の配合率が低いのに、原価が高いから販売価格も高く設定されている商品。作る側からすると、原料や製造にコストがかかっているので、その価格になる理由はちゃんとあるんですよね。

でも、購入する人はその事情を知りません。

検索結果で似た商品を並べて、価格や配合率、レビューを比較します。そこで競合より価格が高く、配合率も低かったら、何を理由に選んでもらうのか。

もちろん、配合率だけで商品の価値が決まるわけではありません。品質や使い心地、処方の特徴など、別の強みがあるかもしれません。

ただ、その違いが商品ページで伝わっていなければ、購入者にはわからないんです。

メーカーが伝えたいことと、お客さんが購入前に知りたいことは、必ずしも同じではありません。

商品の良さを伝えることと、お客さんが選ぶ理由を作ることは、似ているようで違うんですよね。

私が見直すのは、デザインよりも情報の置き方


実際に商品ページを見ていて、私が気になることが多いのは、見た目そのものよりも情報の置き方です。

例えば、こんな状態になっていないでしょうか。

・競合と比較したときの強みが、ページの下の方に埋もれている
・どの商品でも言っている特徴を、一番大きく見せている
・購入前に知りたい情報が、見つけにくい場所にある

仮に「美容成分配合!」という訴求があったとして、文字を大きくして、背景をおしゃれにして、写真をきれいにする。確かに見た目はよくなると思います。

でも、購入者が知りたいのが「どんな成分が、どれくらい入っていて、競合と何が違うのか」だったら?

いや、そこを伝えないままデザインだけ変えても、選んでもらう理由は増えないですよね。

だから私は、必要に応じてキャッチコピーや情報の順番から見直します。何を最初に伝えるか、どこで商品の違いを見せるか、購入前の不安をどう減らすか。

伝える内容を整理してから、デザインに落とし込む。

単に見た目を変えるのではなく、商品ページの中身から組み直すことを大切にしています。

商品ページを作り直す前に、考えてみてほしいこと


商品ページを作り直すとき、最初から完璧な構成や指示書を用意していただく必要はありません。

「今のページのどこが悪いのかわからない」
「競合と比べて、何を強みにすればいいかわからない」
「デザインを変えるべきなのか、訴求を変えるべきなのか判断できない」

こうした段階でも、ご相談いただければと思います。

私はこれまで、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonなどのEC運営に関わり、商品ページの制作だけでなく、競合や販売状況を踏まえた改善にも携わってきました。

きれいなデザインを作ることはもちろん大切です。でも、制作する前に「そもそも何を変えるべきなのか」を考えることも、同じくらい大切だと思っています。

商品ページを作り直す前に、本当に直すべき場所を知る。

そこから始めた方が、制作費も時間も無駄にしにくいですよね。

まずは商品ページの現状を整理したい方へ


「いきなり商品ページを作り直すのは不安」
「今の商品ページの改善点を知りたい」

そんな方に向けて、商品ページ診断サービスもご用意しています。

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制作を依頼する前のご相談も歓迎しています。商品の魅力が購入者に伝わるページを、一緒に考えていけたらうれしいです。
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