「売れるLPってどう作る?」を考えたら、デザインする前にほぼ決まってた

「売れるLPってどう作る?」を考えたら、デザインする前にほぼ決まってた

記事
ビジネス・マーケティング
LP制作の相談をいただいたとき、私はすぐにデザインを始めることはあまりありません。

「どんな色にする?」「どんな雰囲気にする?」「ファーストビューはどうする?」より前に、結構いろんなことが気になります。

でも、昔からそうだったわけではありません。
Webデザイナーになって最初の頃は、競合LPをたくさん見ていました。「この配色いいな」「この見せ方いいな」「こういうデザインにしたら良さそう」と参考になるものを集めて、そこから作り始める。

当時の私に「競合調査してる?」と聞いたら、普通に「してる」と答えていたと思います。

でも今考えたら、ちょっと違ったんですよね。
私、競合を見てたんじゃなくて、「競合のデザイン」を見てたんです。

同じ商品でも「何を見せるか」は同じじゃない

ECの仕事を長くやっていると、同じジャンルの商品ページを何度も作ることがあります。

そこで分かってきたのが、同じジャンルだからといって、売れている競合LPの構成やデザインを参考にすればいいわけじゃないということでした。

たとえば同じ美容液でも、
① 価格で比較されている商品
② 成分で選ばれている商品
③ 口コミを見て買われている商品
④ ブランドの世界観に惹かれて買われている商品

では、ページの最初に見せたいものが変わります。
それなのに昔の私は、競合LPを開いて「このFVいいな」「この構成使えそう」と見ていた。

いや、そもそもこの商品とその商品、同じ理由で選ばれてるの?っていう。笑
ここに気づいてから、「競合を見る」の意味がかなり変わりました。

「30代女性向けです」だけでは、まだ作れない

LP制作のとき、「ターゲットは30〜40代女性です」「美容に関心がある女性です」といった情報をいただくことがあります。

もちろん必要な情報です。
でも、それだけでPhotoshopを開けるかというと、私はまだ開けません。

30代女性がこの商品を見つけたとき、何が気になるんだろう。同じ価格帯の商品と比べるのか、もっと安い商品と比べるのか。何を見たら「これなら買ってみよう」と思うんだろう。

ここが違えば、同じ「30代女性向け」でも見せ方はかなり変わります。
だから私は、ターゲット情報をいただいても、そのまま「じゃあ30代女性っぽいデザインにしましょう」とは考えません。
「誰に売る?」が分かっても、「何を見せる?」まではまだ決まっていない。

実務で難しいのって、たぶんこの間なんですよね。

デザインする前の方が、意外と長い

今の私は、昔よりデザインを始めるまでが長くなりました。

商品を見て、今のページを見て、競合を見て、「この商品は何と比べられているんだろう」「その中で何なら選んでもらえるんだろう」と考える。

そこがある程度見えてから、やっとデザインに入ります。
もちろん、全部予想通りに売れるわけではありません。デザインだけで売上が決まるわけでもないので、「こう作れば絶対売れます」とも言えません。

ただ、何を見せるかが決まっていない状態で、いきなり綺麗なLPを作ることはしなくなりました。

デザインを始める頃には、
① 一番目立たせたいもの
② 最初に伝えたいこと
③ 後から見せればいいもの
④ 今回はあえて載せなくてもいいもの
この辺りが少しずつ見えてきます。

だから実際にPhotoshopを開いてから迷う時間は、昔よりむしろ減った気がします。

「どんなLPにしたいですか?」だけでは始めない

LPを依頼するとき、「参考サイトを用意しないと」「デザインのイメージを決めておかないと」と思う方もいるかもしれません。

もちろん、「こんな雰囲気が好き」という参考があれば見せていただきたいです。でも、完成形まで決めていただく必要はありません。

むしろ、
「商品はあるけど、どう見せたらいいか分からない」
「今のLPがいまいちだけど、何が悪いのか分からない」
「競合と比べて、何を押し出したらいいのか迷っている」
こういう状態からでも大丈夫です。

私は「どんなデザインにしますか?」を決める前に、その商品を見ながら一緒に考えるところから始めます。

13年間ECの仕事をしてきて、売れたページも、思ったように売れなかったページも見てきました。

その結果、今の私にとってLP制作は、Photoshopを開いたところから始まる仕事ではなくなりました。
「売れるLPってどう作る?」を考えたら、デザインする前にやることの方が結構多かった。

もし「LPを作りたい。でも、何をどう見せればいいのかまでは決まっていない」という状態なら、そこから相談してください。

デザインを決めるところからではなく、何をデザインするべきかを考えるところから、一緒に始めます。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す