79歳の父は、まだ自分を若いと思っている

79歳の父は、まだ自分を若いと思っている

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今日は、
認知症の父のお話を少し。

父は79歳です。

老人ホームで暮らしているのですが、
本人の中では、
まだまだ自分は若いと思っているようです。

毎回面会に行くと、
私と父の間では、
ちょっとしたコントみたいなやり取りがあります。

私が帰るとき、

父はいつもエントランスまで送ってくれます。

エレベーターで1階まで降りるのですが、
エレベーター内の鏡に映った自分を見て、

「え゛〜!!」

まず叫びます。

まあまあ大きな声で。笑

そして、
毎回決まって言うのが、

「俺、いつからこんなにハゲてたんだ?」

です。

本当に、

「初めて見た!」

というくらいの勢いでびっくりして言います。

その様子を
うまく文章で伝えきれないのが、
ちょっと残念なくらいです。笑

そして私は、

かれこれ何十回目か分からない、
いつものセリフ。

「いや、いや、もう40年も前からだよ」

と答えます。笑

これが、
本当におかしいくらい毎回なんです。

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別の日に面会に行って、
またエレベーターに乗っても、
鏡を見て、

「俺、いつからこんなにハゲてたんだ?」

そして私はまた、

「40年も前からだよ」

同じやり取りの繰り返しです。

たぶん父の中では、
今の自分の姿よりも、
もっと若かった頃の自分のイメージが
ずっと残っているんでしょうね。

だから鏡を見るたびに、

「えっ、こんなだった?」

となるのだと思います。

認知症になると、
家族として戸惑うことも多いです。

同じ話を何度もしたり、
さっきのことを忘れていたり。

でも、
こういうやり取りは、
大変というより、
なんだか少し笑ってしまいます。

父にとっては毎回新鮮。

私にとっては毎回おなじみ。

その差が、
ちょっとおかしいんですよね。

79歳の父。

でも本人の中では、
まだまだ若いつもり。

きっと次の面会でも、

エレベーターの鏡を見て、
またびっくりするんだろうな。笑

そう思うと笑ってしまうのですが、
あと何回、
こんなやり取りができるのかな。

ふと、そんなことを思って、
少し寂しくなる時もあります。

だから今は、
何十回目、いや何百回目か分からない
このお決まりのやり取りも、
大切にしておきたいなと思います。

今日の月ことば

何気ないいつもの時間が、
あとから大切な思い出になることもある。

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追伸 今日も咲いていました。
ほっこり♡

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