【3部作・第2部 第1章】なぜライフプランニングを行うべきなのか?〜ありたい姿(心の状態・身分の状態・金銭の状態)編〜

【3部作・第2部 第1章】なぜライフプランニングを行うべきなのか?〜ありたい姿(心の状態・身分の状態・金銭の状態)編〜

記事
法律・税務・士業全般

【3部作・第2部 第1章】
なぜライフプランニングを行うべきなのか?
〜ありたい姿(心の状態・身分の状態・金銭の状態)編〜

こんにちは、FP1級の星です。

「なぜライフプランニングを行うべきなのか?」をお伝えする連載企画。

【第1部:現状の整理編】では、自分の年齢・過去から測る可能性・そしてリアルな家計と資産という「いまのあなたの現在地」を徹底的に直視していただきました。

厳しめな現実と向き合い、「では、ここからどうすればいいのか?」と思われた方も多いはずです。

今回からスタートする【3部作・第2部:将来実現させたいものの整理編】。その第1章となる本記事では、現在地を把握した後に最初に行うべき「ありたい姿(≒ゴール)の明確化」について解説していきます。

夢や希望をただの「妄想」で終わらせず、実現可能な目標へ落とし込むための第一歩を踏み出しましょう。

第1章:「こうなったらいいな」という妄想と「ゴール」の違い
ライフプランのご相談で「将来どんな生活を送りたいですか?」とお聞きすると、多くの方がこのように答えられます。

●「老後はハワイや温泉に何度も行って、お金に困らない生活がしたい」
●「仕事のストレスがなく、穏やかに暮らしたい」
●「家族みんなが幸せでいてほしい」
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これらは非常に素晴らしい願いですが、ライフプランニングの現場では、これらはまだ「妄想(漠然とした願望)」の段階です。

なぜなら、「いつまでに」「どのような状態になっていれば成功なのか」という基準(ゴール)が曖昧だからです。現在地が分かっても、ナビに行き先をセットしなければ、ルートの計算は始まりません。

妄想を実現可能な目標に変えるためには、あなたの「ありたい姿」を以下の3つの状態に分解して、具体的に定義する必要があります。



第2章:ありたい姿を形づくる「3つの状態」
理想のゴールを描く際、お金のことだけを考えてもうまくいきません。人間の幸福は、多角的な要素が重なって初めて生まれるからです。

私がプランニングの際に提示する「ありたい姿」の核となるのは、次の3つの視点です。

1. 「心の状態」の明確化
あなたが精神的にどのような状態であれば「幸せだ」「満たされている」と感じられるかです。

●「仕事に追われず、週末は家族と穏やかな時間を過ごせているか」
●「自分のペースで好きな趣味に没頭できているか」
●「将来のお金に対する漠然とした不安から解放されているか」

どれだけお金があっても、心が常に焦りや孤独に支配されていては失敗です。あなたが感じる「心の平和の条件」を言語化します。


2. 「身分の状態」の明確化
あなた自身の立ち位置やキャリア、人間関係、そして家族構成の状態です。

●「会社員として定年まで勤め上げるのか、独立・起業しているのか」
●「どのようなパートナーと出会い、結婚し、子供は何人育てているのか」
●「親の介護や実家の引き継ぎに対して、どのような役割を果たしているのか」

第1部でお話しした「時間の制約」を踏まえつつ、自分自身がどのような立場や関係性の中で生きていたいのかを具体化します。


3. 「金銭の状態」の明確化
心の状態と身分の状態を支えるための、具体的な数字(経済基盤)です。

●「毎月いくらの収入があり、手元にいくら残っているか」
●「緊急時の備え(生活防衛資金)としていくら確保されているか」
●「住宅ローンは完済し、老後資金としていくら積み上がっているか」

単に「お金持ちになりたい」ではなく、「理想の暮らしや家族を守るために必要な具体的金額」を弾き出します。



第3章:「3つの状態」を繋ぎ合わせて一本のゴールにする
この「心の状態」「身分の状態」「金銭の状態」の3つは、独立しているようで強く結びついています。

例えば、「50歳で脱サラして独立したい(身分の状態)」という理想があったとします。

●身分の状態:脱サラして個人事業主になる
●心の状態:会社の人間関係から解放され、やりがいを感じている
●金銭の状態:独立後3年間は収入が下がるリスクを見越し、生活費2年分の1,000万円を別口座に確保しておく

このように3つをセットで捉えて初めて、「妄想」が「実現可能な計画」へと昇華されるのです。

金銭の状態だけを追って心が殺伐としてしまったり、心の状態だけを求めて金銭的に破綻してしまっては、本当のライフプランとは言えません。3つのバランスが整った状態こそが、あなたが目指すべき「真のありたい姿(ゴール)」となります。
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教訓と希望:ゴールが決まれば、そこへ向かう道が見えてくる
「現在の自分」と「ありたい姿(ゴール)」のギャップを目の当たりにすると、最初は「こんなに離れているのか」と途方に暮れるかもしれません。

しかし、落ち込む必要はまったくありません。

正確なゴールが定まった瞬間から、すべての行動に意味が生まれ始めます。

目的地が決まっていない旅は迷子になりますが、目的地さえ決まれば「今月はいくら貯蓄に回すべきか」「今どんなスキルを身につけるべきか」という日々の選択に迷いがなくなります。

現在地がどれほど厳しくても、ゴールへ向かう歩みを今日から始めれば、あなたの未来は確実にその場所へと近づいていくのです。

結び:
<あなただけの「ありたい姿」を描くことから>
ライフプランニングとは、世間の常識や他人の価値観に合わせるものではありません。あなたとあなたの大切な家族が「本当に幸せだと感じられるゴール」を自分自身の言葉で定義する作業です。

今回は【3部作・第2部:将来実現させたいものの整理編】の第1章として、ありたい姿を明確にする「3つの状態」についてお話ししました。

次回(第2章)は、この定めたゴールに対して「優先順位をつけ、年表(タイムライン)に落とし込んでいくステップ」について掘り下げていきます。

他人の物差しではなく、あなた自身の「心・身分・お金のありたい姿」を、一度じっくりと考えてみませんか。

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ここでブログはおしまいです。

「自分の『ありたい姿』をうまく言語化できず、将来の目標が定まらない」
「描いた夢や希望が、いまの収入や資産から考えて現実的かどうか判定してほしい」
「心・身分・お金のバランスが取れた、自分だけのオーダーメイドなライフプランを作りたい」

そう思われた方は、ぜひご都合に合わせた方法でお気軽にご相談ください。

元金融機関・企業経理の経験を持ち、数々の家計・ライフプラン相談に乗ってきたFP1級の私星が、あなたの想いや将来の希望を親身にお伺いし、妄想で終わらせない「実現可能な未来へのルート」を共に設計いたします。

確かな未来を築く第一歩として、お声がけをお待ちしておりますね。

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