# マッサージしても腰痛がすぐぶり返す…そんな症状ありませんか?
腰が重だるく、マッサージや指圧に行くとその場はフッと楽になるのに、数日後にはまた同じ痛みが戻ってくる。
何度通っても、根本的には何も変わっていない気がする——。
## それは「陽光あふれる高原」からの招待状かも
その痛みの繰り返しは、相性の悪い施術院に当たっているからではなく、「陽光あふれる高原」への招待状かもしれません。外からほぐすだけではなく、ご自身の内側から腰を支える力(インナーマッスル)そのものを優しく底上げしていく場所へのサインです。
## なぜ「ほぐすだけ」ではぶり返すのか
実は、私たちの腰(腰椎)は、腰の筋肉だけで支えられているわけではありません。お腹の奥の筋肉(腹横筋)や、お尻・股関節まわりの筋肉が「天然のコルセット」としてぐるりと囲むことで、初めて安定する構造になっています。
運動不足や座りっぱなしでこの「お腹や股関節の支える力」がお休みしてしまうと、姿勢を保つための負担が「腰の筋肉」だけに100%集中してしまいます。
マッサージで腰をほぐすことは、過労状態の腰の筋肉を一時的に休ませるためにとても有効です。ですが、「負担をかけている構造(お腹や股関節のお休み)」そのものは変わっていないため、立ち上がって日常に戻れば、またすぐに腰だけが過労状態になり、同じ痛みが繰り返し出やすくなるのです。
## あなたにぴったりの目的地は、他にあるかもしれません
同じ「腰痛」でも、本当の原因は人によって違います。
お腹や股関節の筋力不足による「支える力の低下」なのか、内臓の疲れや冷えからくる「血流不足」なのか、それとも日常生活の「姿勢の崩れ」なのか——。
あなたに届いている招待状が、本当にどの目的地からのものなのか。
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― Dóna Salus ―
【今回のキーワード】
「天然のコルセット」
【参考】
論文タイトル: Inefficient muscular stabilization of the lumbar spine associated with low back pain. A motor control evaluation of transversus abdominis.(腰痛に関連する腰椎の非効率的な筋肉による安定化:腹横筋のモーターコントロール評価)
著者: Hodges PW, Richardson CA.
掲載誌: Spine(1996年)
内容:健康な人が手足を動かすとき、脳は無意識のうちにまず「腹横筋(コルセット)」を収縮させて腰椎を安定させます(フィードフォワード制御)。しかし、慢性的な負担や座りっぱなしの姿勢でこの機能が低下している人は、動作の際に腹横筋がスイッチを入れるタイミングが有意に遅れ、機能がお休み状態(Inhibited)になってしまうことが実証されました。