「大地の恵みファーム」から招待状が届いた、イライラしやすいあなたへ。
目的地までの旅路には、最初に寄っておきたい中継地点があります。
## 目的地までに、最初に寄るべき中継地点
それは、「小腹が空いたら、まずナッツやゆで卵などのたんぱく質を選んでみる」という習慣です。
大好きな甘いものをいきなり「完全にやめる」必要はありません。いつものおやつの前に、たんぱく質の選択肢をひとつ増やすだけ。たったこれだけの小さな中継地点です。
## なぜこの小さな中継地点が必要なのか
私たちの心を穏やかに保ってくれる「幸せホルモン(セロトニン)」などの神経伝達物質は、たんぱく質に含まれる「アミノ酸(トリプトファンなど)」を主な原料としてつくられています。
小腹が空いたときに、糖分ではなくナッツやゆで卵といったたんぱく質を選ぶことは、この枯渇していた材料を直接補ってあげる最高のアプローチになります。さらに、たんぱく質や脂質は血糖値をゆるやかに上げるため、「急上昇からの急降下(イライラの原因となる血糖値スパイク)」を防ぐ効果もあります。
「我慢する」のではなく、「まず何を選ぶか」を少し変えるだけ。それだけで、感情の安定をはかるための土台に、確かな栄養が少しずつ届くようになります。
この中継地点をこまめに挟んでおくことで、目的地(ファーム)での穏やかな食習慣づくりが、我慢やストレスなく、より自然に体に馴染んでいきます。
## あなた専用のルートに、カスタマイズしませんか
どんなたんぱく質のおやつを取り入れるのが心地よいかは、実は生活スタイルによって変わります。
職場のデスクでサッとつまめる個包装のナッツが良いのか、自宅で手軽に用意できるゆで卵やチーズが合うのか。あなたの一日のリズムに合わせて、目的地までのルートを心地よくカスタマイズしませんか。
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― Dóna Salus ―
【今回のキーワード】
「幸せホルモンと必須アミノ酸」
【参考】
論文名:
L-Tryptophan: Basic Metabolic Functions, Behavioral Research and Therapeutic Indications
(L-トリプトファン:基本的な代謝機能、行動研究、および治療への適応)
掲載誌:
International Journal of Tryptophan Research (2009年発表の総説論文)
概要:
この論文は、私たちが食事から摂取している「L-トリプトファン」という必須アミノ酸が、体の中でどのように働き、人間の気分や行動、睡眠にどのような影響を与えているのかをまとめたものです。
「L-トリプトファン」は、単なる栄養素の1つにとどまらず、私たちのメンタルの安定(セロトニン)と、良質な睡眠(メラトニン)の土台となる極めて重要な成分です。食事(肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など)からしっかりとこのアミノ酸を摂取することが、精神的な健康を保つために不可欠であると結論づけています。