録音を聞き返して、「ここだけ何と言っているか分からない」と止まることがあります。少し戻して再生しても、また同じ場所で迷う。そんなときは、言葉を無理に決める前に、再確認する場所をメモしておきましょう。
全部を文字にする必要はありません。再生画面の時刻と、何が分かりにくいかを短く残すだけです。自分で聞き直すときにも、文字起こしを相談するときにも使えます。
時刻と「困った理由」をセットで残す
次は架空の録音のメモ例です。時刻は録音の先頭からの経過時間です。
・02:15〜02:22 声が小さく、商品名が聞き取れない
・07:40〜07:48 2人が同時に話し、どちらの発言か分からない
・12:03〜12:10 物音と重なり、金額の数字が聞き取れない
秒まで正確に合わせることより、あとでその場所へ戻れることを優先します。気になる言葉の少し前から、発言が終わるあたりまでを目安にしてください。
「音が悪い」だけよりも、「商品名」「誰の発言か」「金額」のように、何を確認したいのかを書くと次の作業が決まります。このメモは音声を直すものではなく、確認する場所を見失わないためのものです。
分かる部分と、まだ分からない部分を分ける
たとえば「来月から、〇〇を変更します」の〇〇が聞き取れないとします。話の流れから「料金」だろうと思っても、確認できるまでは書き足さないようにします。「納期」だった場合、意味が変わってしまうからです。
自分用のメモなら、次のように残せます。
02:15 「来月から、[聞き取り不明・要確認]を変更します」
確認したい点:変更する対象
この表記は自分で整理するための例です。納品形式の指定ではありません。聞き取れた言葉を残し、不明なところを分けておくと、推測した内容が確定した発言として混ざるのを防げます。
名前や数字は、別の資料があっても区別する
商品名や専門用語の正しい表記が分かる場合は、確認用の一覧にできます。ただし、「この商品名はこう書く」と分かることと、「録音でその商品名を話した」と分かることは別です。
資料の表記を参考にするときも、聞き取れない発言を資料の言葉で自動的に埋めないようにします。金額、日付、人名など、間違うと意味が変わるところは特に、時刻と要確認の印を残してください。共有用のメモには、不要な個人情報や機密情報を書き込まないようにしましょう。
メモができたら、確認先を決める
自分で再確認できるところは聞き直し、必要なら録音内容を確認できる相手に尋ねます。確認できなければ、不明なまま残すことも選択肢です。何度聞いても分からない部分を、もっともらしい文章にする必要はありません。
まずは気になる箇所を1つ、時刻と理由で残してみてください。文字起こしを買わなくても、次に何を確かめるかを整理できます。
文字起こし・字幕・要約をまとめて依頼したい方へ
アトライスタジオでは、明瞭な日本語音声20分までを対象に、ケバ取りTXT・SRT字幕・要約Markdownをまとめるサービスをご案内しています。ケバ取りは、意味を変えない範囲で不要な「えー」「あのー」などを整理し、発言を読みやすく残す起こし方です。
録音・提供する権利と必要な同意があり、この3つの納品物をまとめて依頼したい方は、商品ページからメッセージでご相談ください。聞き取りにくい箇所があれば、上のような時刻メモを添えると、気になる点を伝えられます。購入前に素材の状態と作業予定を確認し、対応可否と納期をご案内します。
最初の相談では、録音の条件と時刻メモを文章でお知らせください。全音声や個人情報・機密情報は先に送らず、素材の取扱い条件と渡し方を確認してからお送りください。
小さい声、同時発話、強い雑音がある場合は、聞き取り精度が下がります。聞き取れない箇所は推測で埋めず、要確認として示します。音質改善や完全復元を行うサービスではなく、100%の完全一致も保証していません。
最新の料金と対応範囲は商品ページでご確認ください。やり取りはテキストで行います。