こんにちは!鴨川宗平です。
普段はフリーランスの映像クリエイターとして、企業の紹介動画やスマートフォンの画面を彩る短い縦型動画などを作っています。企画の立ち上げから撮影、編集までを一貫して手がける中で、私はいつも、映像制作という仕事を少し変わった視点から見つめるようにしています。それは、夜空に散らばる無数の星たちを一本の線で結び、ひとつの新しい意味を生み出していく、星座作りのような感覚です。
夜空を見上げると、そこには大小さまざまな明るさの星が、一見すると不規則に散らばっています。これらは、クライアント様が心の中に持っている、どう見せればいいか分からないという真っ白な想いや、撮影されたばかりのバラバラの映像素材にとてもよく似ています。どれも一つひとつが大切な要素ですが、ただそのまま置いてあるだけでは、遠くから眺める視聴者にはその本当の価値や美しさが伝わりにくいものです。そこで私の出番となります。クライアント様の目的やターゲットを丁寧に整理し、どの星とどの星を組み合わせれば、最も美しい形として相手の心に届くのかをじっくりと考えていくのです。
特に、今の時代に求められるSNS向けの短い動画などでは、最初の数秒間でいかに相手の興味を引くかという、スピード感のある仕掛けが欠かせません。これは、夜空の中で最も明るく輝く一等星を、物語の最初にどんと配置するようなものです。その最初の一等星に目を奪われた視聴者は、自然とその後に続く、細く繊細な光の線、つまり心地よいテンポで展開される動画の構成に引き込まれていきます。短い尺の中に必要な情報をぎゅっと凝縮しながらも、決して忙しなくならず、最後まで楽しんで見てもらうための工夫を、1コマ単位の編集に詰め込んでいます。
カットを切り替えるタイミングや、テロップの文字が画面に現れる速度、そして背景に流れる音楽の音量を微調整していく作業は、まさに星と星の間に丁寧な線を引いていくような、とても繊細でクリエイティブな時間です。ただ見やすくて綺麗なだけの映像を作るのではなく、見た人の心にじんわりと染み渡り、次の行動に繋がるような温かい熱量を持った動画を目指しています。
映像は、人と人とを繋ぐための強力な言葉のない手紙です。企業の誠実な姿勢や、商品の持つ本当の価値を、光の色合いや音の強弱によって表現していきます。フリーランスとして活動する上で、迅速な対応や細やかなコミュニケーションを重んじているのも、すべては一つの作品を通じて、安心して任せられたと感じていただけるような信頼関係を築きたいからです。画面の向こう側の誰かに届く、そんな生きた星座をこれからも夜空に描き続けます。