夢を忘れる朝に、罪悪感を感じなくていい
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目が覚めた瞬間、確かにあったのに。
手を伸ばすと、するりと逃げていく。
追いかけようとすると、もっと遠くなる。
気づいたら、何も残っていない。
そんな朝、ありませんか?
「また忘れた」と、なんとなく一日が
惜しい気持ちになる。わかります。
実を言うと、ツムギ自身も
夢を忘れた朝の方が圧倒的に多い。
でも——忘れることは、失うことじゃない。
これは、ツムギの強い偏見込みの持論です。
夢は、起きているあなたには
まだ受け取れないものを運んでくることがある。
重すぎる感情や、準備ができていない記憶を。
忘れるのは、あなたの魂が
「今日はまだいい」と判断した結果かもしれない。
だから——覚えていなくていい。
ただ、こんな感覚は残っていませんか?
「なんか気だるい」
「胸がざわざわする」
「理由もないのに、泣きたい気がする」
その感覚こそが、夢の置き土産。
内容は消えても、体の中にちゃんと残っている。
正直なところ、ツムギはむしろ
この「感覚のカケラ」の方が
夢本体より雄弁だと思っている。
「今朝、なんか変な感じがして」
それだけで、物語は紡げます。
夢を忘れた朝も、遠慮なく来てください。