がんは人にうつる?

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コラム
――編集テーマ集「がんにまつわる10の誤解」第1回

がんと聞いて、「近くにいるとうつるのでは」と心配になったことはありませんか。身近な人が診断を受けたとき、そうした戸惑いを感じるのは珍しいことではありません。

まず押さえておきたいのは、がんという病気そのものは、人から人へ直接うつらないということです。咳やくしゃみの飛沫、手や体がふれることで、がんが移ることはありません。

気をつけたいのは、「がん」と「感染症」を分けて考えることです。一部のがんの発生には、ウイルスや細菌への感染が関わる場合があります。感染症には、種類によって人にうつるものもあります。うつる場合があるのは感染症のほうで、がんそのものではありません。また、感染したからといって必ずがんになるわけでもありません。感染やがんを「本人のせい」と考える必要もありません。

がんがうつる心配から、会いに行くことや声をかけることをためらう必要はありません。ただ、治療中は感染症への個別の配慮が必要な場合もあるため、面会や感染予防について治療先から案内があれば、それに従いましょう。接し方は、本人の気持ちやペースを大切にしながら考えていけるとよいと思います。

【出典】国立がん研究センター がん情報サービス「がんという病気について」、国立がん研究センター東病院「がん患者さんのご家族や周囲の方へ」

一般向けの情報です。個別の状況については、医療機関やがん相談支援センターにご相談ください。
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