Google Playでアプリを公開するために必要なクローズドテスト
個人開発者にとって大きな壁になるのが、12人以上のテスターを集めることです。
日本だけでなく、海外の個人開発者も同じように悩んでいます。
Redditなどの海外コミュニティを見ると、
「友人に頼んだけど人数が足りない」
「周りがiPhoneユーザーばかりでAndroid端末を持っていない」
「相互テストコミュニティを使ってよいのかわからない」
「自分の別アカウントで参加しても問題ないのか不安」
といった投稿が多くあります。
この記事では、海外の個人開発者がGoogle Playのテスターを集めるために使っている方法と、その注意点を整理します。
## 方法1:友人・家族・知人に依頼する
最も基本的な方法は、友人や家族、知人に依頼することです。
Google公式でも、個人や仕事上のネットワークを使ってテスターを募集する方法が案内されています。
この方法のメリットは、相手が知っている人なので依頼しやすいことです。
ただし、実際には次のような問題が起きやすいです。
・Android端末を持っている人が少ない
・Googleアカウントの参加手順で止まる
・アプリをインストールしても使ってもらえない
・14日間継続してもらうのが難しい
・途中で連絡しづらい
特に日本ではiPhoneユーザーも多いため、身近な人だけで12人集めるのは簡単ではありません。
友人や家族に頼む場合は、テスト参加の手順をできるだけ簡単にまとめて送ることが重要です。
## 方法2:SNSで募集する
XやFacebook、LinkedInなどでテスターを募集する方法もあります。
個人開発者の場合、自分のアプリ開発アカウントや技術発信アカウントがあるなら、そこから募集できます。
SNS募集のメリットは、知人以外にも届く可能性があることです。
一方で、次のようなデメリットもあります。
・反応が少ないことがある
・Androidユーザーに届くとは限らない
・テスト参加まで進んでくれる人が少ない
・継続的に使ってもらえる保証がない
・アプリのジャンルによっては興味を持たれにくい
SNSで募集する場合は、単に「テスター募集」と書くよりも、次のように具体的にした方が反応されやすいです。
・どんなアプリなのか
・誰向けのアプリなのか
・テスターに何をしてほしいのか
・必要な作業時間はどれくらいか
・14日間参加してほしいこと
・フィードバック方法
相手にとって負担が見えない募集は、参加されにくいです。
## 方法3:Redditなどの開発者コミュニティで募集する
海外では、RedditのAndroid開発者向けコミュニティや、クローズドテスト用のコミュニティでテスターを募集している人がいます。
開発者同士で相互にアプリをテストし合う形です。
この方法のメリットは、同じ悩みを持つ開発者に届きやすいことです。
ただし、注意点もあります。
・相手が本当に14日間使ってくれるかわからない
・テスターの質にばらつきがある
・フィードバックが浅くなることがある
・相互テスト目的だけで、実際のユーザーに近くない場合がある
・知らない相手とGoogleアカウント情報をやり取りする必要がある
アプリの品質向上という意味では、本来のターゲットユーザーに近い人にテストしてもらう方が望ましいです。
クローズドテストの条件を満たすことだけを目的にすると、製品版申請時にテスト内容を説明しにくくなる可能性があります。
## 方法4:テスター募集アプリや相互テストサービスを使う
海外では、Google Playの12人・14日間要件に対応するためのテスター募集サービスや相互テストアプリも見られます。
こうしたサービスは、短期間で人数を集めやすい点がメリットです。
ただし、利用する場合は慎重に判断した方がよいです。
確認したいポイントは以下です。
・実在するAndroidユーザーが参加しているか
・14日間継続して参加してくれるか
・アプリを実際に操作してくれるか
・フィードバックを受け取れるか
・Google Playのポリシー上、問題のある方法ではないか
・料金や返金条件が明確か
人数だけを増やしても、テスターがアプリを使っていなければ意味が薄くなります。
また、怪しいサービスを使うと、逆にリスクになる可能性もあります。
## 方法5:法人アカウント化を検討する
海外のコミュニティでは、個人アカウントではなく組織アカウントを検討する話も見られます。
ただし、組織アカウントにするには、事業情報やD-U-N-S番号などの準備が必要になる場合があります。
すべての個人開発者に向いている方法ではありません。
また、「組織アカウントにすればすべて解決する」と考えるのは危険です。
アプリの内容やストア設定、ポリシー対応が不十分であれば、別の理由で公開に進めない可能性があります。
まずは、自分が個人アカウントで進めるのか、事業として組織アカウントを使うのかを整理する必要があります。
## テスター集めで大切なのは人数だけではない
テスター集めで一番意識したいのは、人数だけを満たすことではありません。
次の3つを満たすことが重要です。
・12人以上が正しくオプトインしている
・14日間継続して参加している
・アプリを実際に使ってもらっている
テスターがただ参加しているだけで、アプリをほとんど触っていない場合、製品版申請時に説明しづらくなります。
可能であれば、テスターには以下のような簡単な依頼をしておくとよいです。
・アプリを起動する
・主要機能を使う
・気になる点を送る
・不具合があれば報告する
・14日間はテスト参加状態を維持する
難しい依頼をしすぎると参加されにくいため、最低限やってほしいことを絞るのがポイントです。
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