AIツールを顧客へ渡す前に見落としやすい3つの確認

AIツールを顧客へ渡す前に見落としやすい3つの確認

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IT・テクノロジー
ChatGPT/Codex、Claude、Cursor、ノーコードなどを使うと、以前より短い時間で業務ツールを作れるようになりました。

画面で動いた瞬間はうれしいものです。

しかし、「自分のPCで動いた」と「顧客へ納品できる」の間には、もう一段階の確認があります。

今回は、初めてAIツールを顧客へ渡すときに見落としやすい3点を紹介します。

 1.顧客と同じ環境で動くか


自分のPCでは動いても、顧客側では次の条件が異なることがあります。

- OSやブラウザ
- アカウントの権限
- ファイルの保存場所
- ネットワークやセキュリティ設定
- 利用できる外部サービス

正常な入力だけでなく、空欄、形式違い、通信断、権限不足なども確認しておくと、納品後の手戻りを減らせます。

「こちらでは動きました」だけで終わらせず、どの環境で何を確認したかを記録しておくことが大切です。

 2.APIキーや顧客データが残っていないか


秘密情報はコードの中だけにあるとは限りません。

- 設定ファイル
- ログ
- スクリーンショット
- サンプルデータ
- Gitの履歴
- AIとの会話や入力内容

納品フォルダを作るときは、開発中のフォルダをそのまま渡すのではなく、必要なファイルだけを新しいフォルダへコピーする方が安全です。

また、顧客データをAIや外部サービスへ送る場合は、何をどこへ送るのかを事前に説明できる状態にしておく必要があります。

 3.費用と修正範囲を誰が負担するか


ツールそのものが動いても、運用条件が決まっていないと後から問題になります。

例えば、次の項目です。

- API利用料は誰が支払うか
- 月額上限はいくらか
- 外部サービス停止時はどうするか
- 無償修正はどこまでか
- 問い合わせ対応はいつまでか
- 誰がバックアップを取るか

技術だけでは決められない項目なので、顧客と書面で認識を合わせます。

 「未確認」を見つけることも成果


納品前チェックは、安全を保証するためのものではありません。

何を確認できていて、何がまだ分からないかを見えるようにするためのものです。

私は判定を次の4つに分けています。

- OK
- 要修正
- 対象外
- 未確認

「要修正」や「未確認」が1件でもあれば、いったん納品を止めます。

全部を頭の中で確認するより、短い時間でも記録表へ残す方が、納品時の説明や後日の修正がしやすくなります。

 30分で一通り確認できる形にまとめました


今回紹介した内容に加えて、要件、権限、データ保全、外部サービス規約、エラー表示、引継ぎ、証跡などを確認するPDFを作成しました。

初めてAIツールを顧客へ納品する方が、約30分で未確認事項を洗い出すための実務用チェックリストです。

詳しい収録内容は、この記事の下に表示される「AIツール納品前の事故防止チェックリスト」から確認できます。

本商品は脆弱性診断、侵入テスト、法務・税務・情報セキュリティ専門家の助言を代替せず、安全性や無事故を保証するものではありません。

まずは、納品前に「何を確認していないか」を見つけるところから始めてみてください。

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