Kindle Previewerでファイルを開いたら、警告やエラーが表示された。
英語で出ることも多いので、それだけで身構えてしまいますよね。初心者がよく見るエラーの原因は、だいたい決まったパターンがあります。
以下の順に確認していけば、多くのケースは自力で解決できます。
前提として、エラーと警告は別物です
Kindle Previewerが出すメッセージには2種類あります。
①エラー:このままでは出版できない状態です。必ず修正が必要となります。
②警告:出版はできますが、実際の表示に問題が出る可能性がある。
②の警告はそのままスルーしてもアップロード自体は通ります。ただ、読者のスマホやタブレット端末で、文字などのレイアウトが崩れる可能性があるので、できれば修正しておきたいところです。
要確認①:見出しスタイル
最もよく出るエラーはここです。
例えば、章タイトルのフォントサイズを大きく太字にしただけで作成していませんか?
この状態だと、KDPは章として認識してくれません。目次が生成されない、章の区切りが効かない、などといった問題が生じてしまいます。
確認方法はシンプルです。Wordで章タイトルにカーソルを置いて、ホームタブのスタイル欄を確認してください。
そこが標準になっていないかどうか確認しましょう。もし標準となっていたら、見出し1に適用してみましょう。
節タイトルは見出し2。ここが正しく設定されていれば、目次まわりのエラーの心配はかなり減ります。
要確認②:画像の挿入設定
画像関連のエラーは、たいていテキストの折り返し設定が原因です。
Wordで画像を挿入したあと、レイアウトオプションが四角形や背面になっていると、変換時に位置がおかしくなってしまいます。
ここでは必ず行内を選びましょう。
もうひとつ、画像そのものの解像度も確認してください。極端に小さい画像を使っていると、低解像度の警告が出ます。
要確認③:改ページと空白行
余計な空白ページが入ってしまうエラーは、だいたいこれです。
原稿を書くとき、改行キーを連打してページを区切っていませんか?
Wordの画面上ではきれいに見えても、電子書籍では画面サイズが変わるので、空白が変な場所に大量発生します。
ページを区切りたいときは、改行ではなく改ページ機能を使ってみましょう。Wordなら「挿入」タブ→「ページ区切り」です。
上記①〜③でも解決しない場合は?
①〜③を試してもエラーが解決しない場合は、原稿の構造そのものに問題があるケースが多いです。
たとえば、途中でセクション区切りが混ざっている、他のファイルからコピペした部分に、見えない書式が残っている、といったパターンです。
これは目視では見つけにくく、原稿をさらに分解して調べる必要があります。
エラーを放置するとどうなるか?
警告レベルだけなら出版自体は可能です。ただ、スマホなどの端末で読者が読んだときに、レイアウトが崩れている本が世に出てしまうことになります。
読者は「読みにくい...」と感じても、その理由が技術的な問題だとは思っていません。
「この本は雑だなぁ...」というような印象になり、あなたの本のレビューに影響が生じてしまいます。せっかく書いた内容が、データの問題で評価を落とすのはもったいないですよね。