複数店舗の日報をまとめるとき、各店の客単価を足して店舗数で割っていませんか。
その計算で出るのは「店舗ごとの客単価の単純平均」です。全店の来店1回あたりの売上を知りたい場合は、売上と来店数をそれぞれ合計してから割ります。来店数が異なる店舗をまとめると、この違いが数字に表れます。
■ 架空の例:2店舗の来店数が違う場合
以下は説明用の架空の数字です。実在する店舗の実績ではありません。同じ日の施術売上のみ・税込基準とし、来店数は両店とも来店回数で数えたものとします。
A店:売上60,000円、来店5回、客単価12,000円
B店:売上140,000円、来店20回、客単価7,000円
店舗ごとの客単価を単純平均すると、
(12,000円+7,000円)÷2店舗=9,500円です。
一方、全店の来店1回あたりの売上は、
売上合計200,000円÷来店合計25回=8,000円となります。
来店5回のA店と20回のB店を、単純平均では同じ重さで扱っているため、値が異なります。全店日報で「来店1回あたり」を示すなら、8,000円を使います。
■ 店舗別の数字は残し、全店の行を別に作る
まとめる際も、A店12,000円、B店7,000円という店舗別の客単価は残します。そのうえで全店の行に、売上合計・来店合計・合計から計算した客単価を記載すると、店舗ごとの状況と全体を確認できます。
なお、この例の25回は延べ来店回数です。同じ人が別店舗にも来店している場合、重複を除いた「全店の実人数」とは異なります。日報に何を表示したいかを先に決めておきましょう。
■ CSV・Excelをまとめる前の確認
まず、店舗名または店舗コード、対象日、集計対象の売上、来店数の列を確認します。店販を含むか、税込か税抜か、来店の数え方が店舗間でそろっていないと、全店合計の意味も変わります。
どこかの店舗のデータが未着なら、全店確定値として扱わず、「受領済み店舗のみの暫定集計」と対象店舗を明記します。平均を出す前に、対象データがそろっているかを確認することも必要です。
■ Claudeには計算方法まで伝える
例えば、次のように指示します。
「店舗別に売上・来店回数・客単価を記載してください。全店客単価は、対象店舗の売上合計を来店回数合計で割って計算してください。店舗別客単価の単純平均は使わないでください。来店回数合計が0の場合は算出不可としてください。対象店舗と対象日も記載してください。」
出力後は、各店の元データと、売上合計・来店数合計・割り算の結果を照合します。表示する円単位の丸め方も決めておくと、日による表記の揺れを防ぎやすくなります。
■ 自店のデータに合わせた日報づくりのご相談
CSV・Excelから売上、来店数、客単価、新規/リピートや売上目標との比較を整理する、Claudeの設定をお手伝いしています。
お客様のデータと日報形式に合わせた専用指示文、入力・設定手順、1日分の元データと照合した日報、操作と数字の確認方法をまとめた手順書をご用意します。
基本料金の対象は、同じデータ形式・同じ日報様式で3店舗までです。個人情報を除いたCSV・Excelのサンプルと、対象店舗数・載せたい項目をもとに、購入前の見積り相談で対応範囲を確認します。
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