「あれ? あのデータどこいった?」
機械設計の仕事をしていると、こんな経験はありませんか?
昨日まで、確かにあったはずのデータ。
以前の装置で使った部品。
過去に作成した図面。
お客様から送られてきた仕様書。
修正前の3Dデータ。
必要になった瞬間、見つからない。
共有フォルダを探す……
まずは共有フォルダを確認します。
「設計データ」のフォルダを開く。
ない。
「過去データ」を開く。
やっぱりない。
「その他」のフォルダも確認する。
……ない。
仕方なく、過去のメールを検索します。
「図面」「データ」「送付」「修正」……。
似たようなメールが大量に出てきます。
ようやく添付ファイルを見つけたと思ったら、今度はファイル名が問題です。
* 装置A_設計データ_v1.0
* 装置A_設計データ_v2.0
* 装置A_設計データ_最終版
* 装置A_設計データ_最新版
* 装置A_設計データ_修正後
……どれが本当の最新版なんだ?
「これかな?」
開いてみる。
違う。
「じゃあ、こっちか?」
また違う。
探している時間だけが過ぎていきます。
そして、こういう時に限って……
「このデータ、誰が持ってるんだっけ?」
周りに聞いてみます。
「ああ、それなら〇〇さんが詳しいよ」
よし、聞いてみよう!
……と思った瞬間、気づきます。
担当者、本日お休みです。
「えっ……」
よりによって、今日か!
設計を進めたいのに、必要なデータが見つからない。
確認したいことがあるのに、詳しい人がいない。
結局、作業が止まってしまいます。
設計は止まる。でも、納期は止まらない。
ここが一番つらいところです。
データを探している時間も、納期は迫ってきます。
予定していた設計作業は進まない。
ほかの仕事も遅れ始める。
そして、納期が近づくと、こんな会話が始まります。
「進捗どうなってる?」
「データが見つからなくて……」
「もっと早く確認しておいてよ!」
いや、確認したいのは山々なんです。
でも、必要なデータがどこにあるのか分からない。
誰に聞けばいいのかも分からない。
これでは、設計者の頑張りだけでは解決できません。
データ管理も、立派な設計技術です。
機械設計というと、CADで図面を描いたり、3Dモデルを作ったりすることをイメージする人が多いと思います。
もちろん、それも大切です。
でも、実際の設計業務では、必要な情報をすぐに取り出せることも重要です。
例えば、こんなルールがあるだけでも変わります。
* データの保存場所を決める
* ファイル名の付け方を統一する
* 最新版がどれなのか分かるようにする
* 仕様変更の履歴を残す
* 担当者が不在でも、ほかの人が必要な情報を確認できるようにする
特別なシステムを導入しなくても、まずはルールを決めて、みんなで守ることから始められます。
大切なのは、担当者の記憶だけに頼らないことです。
「あの人に聞かないと分からない」
そんな状態が続くと、その人が休んだだけで仕事が止まってしまいます。
データを整理することは、単なる片付けではありません。
設計をスムーズに進め、ミスを防ぎ、納期を守るための準備です。
設計ができる人は、図面を描くだけではありません。仕事が止まらない仕組みも考えられる人です。
あなたの職場ではどうですか?
必要なデータが見つからず、共有フォルダや過去のメールを延々と探した経験はありませんか?
そして、ようやく詳しい人を見つけたと思ったら……
「本日、有給休暇です」
こんな経験がある方は、ぜひコメントで教えてください。
機械設計の仕事は、図面を描くことだけではありません。
日々の小さな困りごとを減らすことも、立派な設計技術だと思います。
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機械設計あるある工藤
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同じことで悩んでいる設計者の方に、少しでも参考になればうれしいです