ココナラで仕事を受け始めて、約半年が経ちました。
振り返ってみると、この半年間でいろいろな仕事を経験しました。
ライブやイベントの撮影。
書道パフォーマンスの撮影。
結婚式二次会や企業懇親会の撮影。
商品企画の壁打ちや資料作成。
クラウドファンディングの相談。
そして、朗読劇の音響・照明から制作進行まで。
並べてみると、かなりバラバラです。
最初は自分でも、「結局、自分は何屋なんだろう?」と思っていました。
カメラマンなのか。
イベント屋なのか。
企画やコンサルティングをする人なのか。
そこで今回、半年間で受けた仕事を改めて振り返り、
「自分は実際には何を売っていたのか」
を考えてみることにしました。
「撮影」を売っていたわけではなかった
受注した仕事の中で、最も多かったのは撮影です。
ただ、依頼内容を振り返ってみると、お客様が求めていたものは必ずしも「きれいな映像」だけではありませんでした。
たとえば、書道パフォーマンスの撮影。
お客様自身でもスマートフォンを固定して撮影することはできます。
そこで自分は、同じような記録映像をもう一本作るのではなく、子どもたちの表情、筆の動き、パフォーマンスの迫力など、固定カメラでは残しにくいものを撮ることを提案しました。
一方、あるダンス発表会では事情がまったく違いました。
15人で踊る中から、依頼者一人を追い続けてほしいという依頼です。
画質への強いこだわりはなく、スマートフォンでの撮影でも問題ない。
このとき必要だったのは「作品を作ること」ではなく、
その人の大切な5分間を、きちんと記録すること
でした。
同じ「撮影」という仕事でも、お客様が買っているものは違います。
半年間の仕事を振り返って、これは大きな発見でした。
お金を払ってもらっていたのは「困っていることを整理して、形にすること」
さらに面白かったのが、撮影以外の仕事です。
ある案件では、最初は商品企画についての壁打ち相談でした。
ヒアリングして考えを整理し、次にはイベントの案内文やデザイン、その後は商品化に必要となる仕様や評価基準、検査資料などの作成まで支援することになりました。
別の朗読劇では、最初の依頼は音響・照明のオペレーションでした。
ところが準備を進めていくと、SEの準備、出演者との情報共有、当日の進行、動線、スタッフへのレクチャーなど、現場を成立させるために整理しなければならないことが次々と見えてきました。
結果的には、当日のオペレーションだけではなく、制作進行に近いところまで担当することになりました。
こうした案件まで含めて考えると、自分が提供していたものには共通点がありました。
それは、
「相手が困っていることを理解し、必要なことを整理して、実際に使える形まで持っていくこと」
です。
映像になることもあれば、資料になることもある。
イベントの進行になることもあります。
表面的な納品物は違っても、やっていることは意外と似ていました。
半年間で見えてきた、3つの強み
案件を横に並べてみると、繰り返し使っている力も見えてきました。
一つ目は、依頼の背景を聞くこと。
「何をしてほしいですか?」だけではなく、「何のために必要なのか」「誰に見せるのか」「当日はどんな環境なのか」まで確認する。
二つ目は、現場で起きそうなことを事前に考えること。
撮影なら会場や進行を確認する。イベントならリハーサルや動線を確認する。企画なら、そもそもの目的や対象者から整理する。
本番で何とかするというより、できるだけ本番前に不確実なものを減らしておく。
三つ目は、必要なら自分の担当範囲から少し踏み出すこと。
もちろん、何でも無償で引き受けるという意味ではありません。
ただ、「ここが整理されていないと最終的な目的を達成できない」と分かったときには、提案したり、追加の仕事として引き受けたりする。
実際、それが次の依頼につながったケースもありました。
「カメラマン」「コンサル」「イベント屋」のどれなのか
半年間やってきても、まだ自分の職種を一言で表すのは難しいです。
ただ、今は無理に一つに決めなくてもいいのかもしれないと思っています。
撮影でも、企画でも、イベントでも、自分がやっていることの中心には、
聞く → 整理する → 提案する → 現場で実行する → 形にして渡す
という流れがあります。
だから今のところ、自分の仕事を表現するなら、
「考えるだけでも、作るだけでもなく、相手の目的を整理して実行まで伴走する仕事」
なのかもしれません。
ココナラを始めた当初から、これを狙っていたわけではありません。
むしろ、いろいろな依頼を受けてみた結果、後から共通点が見えてきました。
半年間で得られた一番大きな収穫は、売上や案件数以上に、
「自分は何を頼まれると価値を出しやすい人なのか」が少しずつ分かってきたこと
なのだと思います。
今後、印象に残った案件については、個別に振り返っていきたいと思います。