【外貨建て保険編|第1話】 「ドルだから安心」は本当か?
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円安が進むと、
ニュースはこう言います。
「ドルは強い」
「資産を外貨で持つ時代」
その言葉を聞いて、
どこか安心していませんか。
なんとなく、
「円よりドルの方が増えそう」
そんな空気が漂います。
外貨建て保険は、
まさにその空気の中で売られています。
外貨建て保険の正体
外貨建て保険とは、
・保険料を外貨で運用する
・保険金も外貨建てで計算される
・最終的に円に戻す商品
という構造です。
ここまでは事実。
問題はその先です。
「増えている」の正体
たとえば――
ドル建てで
「110%になりました」
と聞くと、
増えているように見えます。
しかし、
それは“ドルで”増えているだけ。
円に戻したとき、
為替がどうなっているかで
結果は変わります。
円安なら増える。
円高なら減る。
単純な話です。
でも、
ここを曖昧にしたまま契約する人は多い。
感情で選ぶとズレる
外貨建て保険は、
「円が不安だから」
という理由で選ばれることがあります。
しかし、
為替は感情では動きません。
ニュースも、営業トークも、
未来を保証しません。
それでも、
「今は円安だから大丈夫」
そう思ってしまう。
ここが、一番危うい。
手数料の存在
外貨建て保険には、
・為替手数料
・保険関係費用
・運用コスト
が存在します。
もちろん、
商品だから当然です。
ただし、
これらは“最初から差し引かれる”。
つまり、
スタート時点で
マイナスから始まる設計も多い。
これを理解せずに
「ドルだから増える」
は、少し乱暴です。
外貨建ては悪か?
いいえ。
外貨建ては悪ではありません。
・為替リスクを理解できる人
・長期で保有できる人
・価格変動に動じない人
には、選択肢の一つになります。
しかし、
「なんとなく増えそう」
この理由で入る商品ではない。
外貨建ては“期待”で入る商品ではない
外貨建て保険は、
安心を買う商品ではありません。
為替リスクを背負う商品です。
そのリスクを理解した上で
選ぶなら合理的。
理解せずに入るなら、
結果が想像と違うこともある。
それだけの話です。
次回予告
次回は、
「為替リスクの本質」
を、もう一段踏み込みます。
円高になったら何が起きるのか。
なぜ“解約時”が一番危険なのか。
外貨建ては、
“ドルだから”で選ぶ商品ではない。
一度、構造を整理しませんか。
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