化粧品・初回限定編|第3話 定期縛りの「縛り」は、どこにあるのか
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コラム
「〇回以上の継続が必要です」
化粧品やサプリメントの定期購入で、
必ずと言っていいほど登場する一文です。
多くの方が、
この言葉を目にした瞬間、
少し身構えます。
ただ同時に、
こうも考えてしまいます。
・数回なら仕方がない
・そのうち終わる
・忘れなければ大丈夫
この時点で、
縛りの正体はまだ正確に捉えられていません。
定期購入における「縛り」は、
回数そのものではありません。
本当に判断を誤らせるのは、
次の三点です。
① 「回数」の数え方
「〇回以上継続」と書かれていても、
その回数は、
・初回分を含むのか
・発送ベースなのか
・支払いベースなのか
明確に理解されていないことが多くあります。
特に多いのが、
初回を含めた回数であるケースです。
「初回+〇回」と
「〇回」の表現の違いに気づかず、
想定より多く続いてしまうことがあります。
② 「解約できるタイミング」
縛りは回数ではなく、
解約できる時期にあります。
多くの定期購入では、
・次回発送日の〇日前まで
・〇回目の商品発送後から
・次回分が確定する前まで
といった条件が設けられています。
この条件を一日でも過ぎると、
次の発送が止められません。
「回数は終わっているのに、
解約できない」という状況は、
ここから生まれます。
③ 「やめるための手段」
縛りの最後は、
手続きそのものです。
・電話のみ受付
・受付時間が短い
・繋がりにくい
・メールやマイページ不可
こうした条件は、
決して珍しいものではありません。
解約できる権利はあっても、
行使しづらい設計になっていることがあります。
ここで重要なのは、
これらが違法かどうかではありません。
多くの場合、
規約通りに書かれています。
問題は、
申込み時に確認されていない点です。
定期購入の「縛り」は、
目立つ場所に一行で書かれています。
しかし、
実際の縛りは、
・回数
・タイミング
・手段
この三つが組み合わさって成立しています。
どれか一つだけを見て判断すると、
全体像を見誤ります。
「〇回縛りだから大丈夫」
「解約OKと書いてあるから安心」
こうした判断は、
情報が足りない状態で
結論だけを先に出している状態です。
このシリーズでお伝えしたいのは、
契約を疑うことではありません。
判断を急がないことです。
特に定期購入は、
申込みボタンを押した時点で、
ほぼ全てが確定します。
次回は、
この定期購入がなぜ
「思っていたより高くなる」のか。
料金の錯覚について、
具体的に見ていきます。