人の優しさは何気ない一言に宿る。  ~笑いながら、いつも私を見ていてくれた。~

人の優しさは何気ない一言に宿る。  ~笑いながら、いつも私を見ていてくれた。~

記事
ビジネス・マーケティング
前回、

私にとってヒデ夫婦は、

30年以上変わらない居場所だと書きました。

今回は、

その奥さん、

可愛さんのお話です。

可愛さんは、

決して優しい言葉ばかり掛けてくれる人ではありません。

むしろ、

思ったことを、

そのまま口にします。

私のポルシェも、

可愛さんが命名しました。

「ボロシェ。」

たった四文字。

でも、

今でもそう呼ばれています(笑)。


婚活を始めようとした時も、

「登録したら、アプリ名教えて。」

と言われました。

「なんで?」

と聞くと、

「私がだますから。」

思わず吹き出しました。


また別の日には、

「なんで、こんなにいい子で、外見も悪くないのに彼女できないかね?

恋愛観が高校生かっ(笑)」

さらに、

「とものりは、すぐにだまされるからね。」

ズバズバ言います。

でも、

私は腹が立ちません。

可愛さんの言葉なら、

どんなにとげがあっても、

素直に聞けるんです。

私のことを思って、

言ってくれている。

それが、

言葉の端々から伝わってくるからです。


飲食店を経営していると、

誰も悪くないのに、

理不尽な出来事が起こります。

酔ったお客様への対応。

納得できないクレーム。

頑張っても、

どうにもならない日があります。

そんな日は、

店を早仕舞いして、

串ひでへ向かいました。

売上を失ってでも、

行きたい場所でした。

飲食店を経営している人だからこそ、

伝わることがあります。

説明しなくても、

分かってもらえることがあります。

だから私は、

愚痴をこぼしに行くのです。

可愛さんは、

真剣な顔で励ましたりはしません。

いつものように笑いながら、

ズバッと一言。

その一言で、

気持ちが軽くなる。

そんなことが何度もありました。


可愛さんの何気ない一言は、

私の人生を変えたこともありました。

猫を飼うことを勧めてくれたのも、

可愛さんでした。

当時の私は、

まさか猫と暮らす人生になるなんて、

思ってもいませんでした。

でも今、

アオと暮らしている毎日は、

あの時の何気ない一言から始まっています。

振り返ると、

可愛さんは、

私を甘やかしたことはありません。

でも、

いつも私を見ていました。

だから、

言葉に少しとげがあっても、

その奥に優しさがあることが分かるのです。

人の優しさは、

大げさな励ましの言葉ではありません。

何気ない一言に、

宿ることがあります。

可愛さんは、

30年以上、

それを私に教えてくれました。


🐾 アオ日記

ニャ〜オ!アオにゃ!

主人は、

可愛さんには、

何を言われても笑ってるにゃ。

「ボロシェ。」

「恋愛観が高校生。」

「とものりは、すぐにだまされるからね。」

普通なら、

ちょっとムッとしそうな言葉なのに、

主人は笑って聞いてる。

きっと、

言葉じゃなくて、

「この人は、自分のことを思って言ってくれている。」

そう分かっているからなんだにゃ。

それに、

アオが主人の家族になれたのも、

可愛さんの一言がきっかけだった。

何気ない一言が、

人生を変えることって、

本当にあるんだにゃ。🐾


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