引出物がCONVERSEのスニーカー?元式場支配人が考える「ふたりらしい結婚式」のつくり方

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コラム
結婚式で、運動会をしました。

ゲスト全員に用意したのは、CONVERSEのスニーカー
招待状では、出欠の確認と一緒に足のサイズも伺いました
当日は、みんなでその靴を履いて運動会
そして、履いたCONVERSEのスニーカーは引出物として持ち帰っていただく

少し変わった結婚式だと思われるかもしれません。

でも私は、この結婚式を「変わったことをした結婚式」として紹介したいわけではありません。

なぜなら、運動会をすることが目的ではなかったからです。

私は結婚式を考えるとき、おふたりに必ず聞くことがあります。

『結婚式が終わったとき、どんな景色を見たいですか?』

ゲストが笑っている
家族が楽しそうに話している
久しぶりに会った友人たちが、一緒になって盛り上がっている
そこに、新郎側も新婦側も関係ない
そんな一日をつくりたい

もし、それがおふたりの願いなら
私は、そこから結婚式を考えたいのです。

なぜ、引出物がCONVERSEのスニーカーだったのか

運動会をするなら、ゲスト全員が安心して参加できることが大切です。

靴をどうするのか
服装はどうするのか
参加する人も、応援する人も、どうすれば楽しめるのか
結婚式当日だけではなく、終わったあとにも思い出が残る方法はないだろうか

そんなことを一つひとつ考えていきます。

その結果として、CONVERSEのスニーカーを用意するという選択肢が生まれました。

つまり、CONVERSEのスニーカーを贈りたかったから、運動会をしたのではありません。
みんなで楽しむ一日をつくりたかったから、CONVERSEのスニーカーという選択肢が生まれたのです。

ここには、大きな違いがあります。

『私の提案が、正解なのではありません』

私はウェディングプランナーとして10年、式場支配人として10年、結婚式に携わってきました。

その中で、ずっと大切にしてきたことがあります。

それは
「私の提案が、正解なのではない」
ということです。

プロが考えた演出だから、正しいわけではありません。
珍しいことをするから、良い結婚式になるわけでもありません。

おふたりが本当に望んでいること
その願いを叶えるために、どんな方法があるのか

そこを一緒に考えることが大切だと思っています。
もちろん、プロとして提案します。
おふたりが想像していなかった方法も考えます。
「そんなこともできるんですか?」
と言っていただけるような選択肢も提示します。

でも、最後に大切なのは、私のアイデアが採用されることではありません。

おふたりが、自分たちの結婚式に納得できること
そして、結婚式が終わったとき
「本当に、やってよかった」
と思っていただけることです。

進行表は、最初から完璧でなくていい

結婚式の準備が始まると、たくさんのことを決めます。

ケーキ入刀をするか
お色直しをするか
新婦の手紙を読むか
どんな演出を取り入れるか

もちろん、どれも大切な選択です。

でも私は、最初からその項目を埋めることだけに集中してほしくありません。

まず考えてほしいのは

「何をするか」ではなく「何のためにするか」
そして「どんな一日にしたいか」

そこから考えれば、進行表はおふたりの願いを実現するための設計図になります。

運動会をする必要はありません。
CONVERSEのスニーカーを用意する必要もありません。
私がつくった結婚式を、真似する必要だってありません。

大切なのは、おふたりが望む一日を、おふたり自身が見つけることです。
そして、その一日を実現する方法を考えることです。

結婚式には、もっとたくさんの選択肢があっていい
「普通はこうです」で、結婚式を決めつけない
『私の提案が、正解なのではありません』
おふたりにとっての答えを、一緒に見つけたい

結婚式にもっと自由を

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