「久しぶりにホームページを直したい。でも、作ってくれた人と連絡が取れない」
Webサイトの修正について相談を受けていると、意外とこういうケースがあります。
数年前に知人に作ってもらった。制作会社にお願いしたけれど担当者が分からなくなった。以前いたスタッフが管理していて、退職してから誰も触っていない。
ホームページ自体は残っているのに、誰がどう管理しているのか分からない。
こうなると、「もう作り直すしかないのかな」と考えてしまうかもしれません。
でも、必ずしもそうとは限りません。
まずは「何が分からないのか」を分けてみる
ホームページの管理でややこしいのは、「ログイン情報」という言葉だけでもいくつか種類があることです。
たとえば、
- WordPressなど、ホームページを編集するための情報
- サーバーを管理するための情報
- ドメインを管理するための情報
- WixやSTUDIOなど、サイト制作サービスのアカウント
- Google関連のサービス
などがあります。
全部持っている必要があるとは限りません。
逆に、「WordPressには入れるから大丈夫」と思っていても、サーバーやドメインが誰の契約なのか分からない、ということもあります。
大切なのは、最初から全部理解することではなく、今どこまで分かっていて、どこから分からないのかを整理することです。
分かる範囲だけ探せば大丈夫です
私がこうした相談を受けるときも、最初から専門用語を使って状況を説明してもらおうとは思っていません。
「このURLのサイトです」
「昔、この会社に頼みました」
「こんなメールが残っています」
「この画面にはログインできます」
最初はそれくらいでも、調べられることがあります。
実は私自身、最初からWeb制作だけを専門にしてきたわけではありません。
制作や企画、調査などの仕事をしながら、現場で出てきた「これをもう少し楽にできないか」「今あるものをどう引き継げばいいか」という問題を、Webサイトや業務ツールに置き換える仕事をするようになりました。
そのため、技術的に何を使っているかよりも先に、
「今、何に困っているのか」
を確認することが多いです。
ホームページの引き継ぎも同じです。
作り直す前に、一度確認した方がいい
管理者が分からないサイトを見ると、新しく作り直した方が早そうに感じることがあります。
もちろん、本当に作り直した方がいいケースもあります。
ただ、既存サイトが問題なく表示されていて、
「文章を少し変更したい」
「写真を差し替えたい」
「営業時間だけ変更したい」
くらいであれば、今あるサイトをそのまま使える可能性もあります。
せっかく残っているものを、管理方法が分からないという理由だけで捨ててしまうのは少しもったいないです。
まず現状を確認してから、
- このまま引き継ぐ
- 一部だけ修正する
- 管理環境を整理する
- 新しく作り直す
を決めれば十分です。
「何が分からないか分からない」でも大丈夫です
Web関係の相談では、依頼する側が先に状況を整理しなければいけないように感じることがあります。
でも、本来そこも含めて確認すればいいと思っています。
「WordPressなのか分かりません」
「サーバーと言われてもよく分かりません」
「前の制作者と連絡が取れないことしか分かりません」
という状態でも構いません。
むしろ、その状態から一緒に確認していくための相談です。
私も実際の仕事では、完成したものを渡して終わりというより、使う人と確認しながら直したり、操作方法を説明したりすることが多くあります。
専門知識がないことを前提に話を進める方が、結果的にはスムーズだと感じています。
まず確認してみてほしいもの
もし今、ホームページの管理者と連絡が取れず困っているなら、手元にあるものを軽く探してみてください。
以前の制作者とのメール、請求書、契約時の資料、ログインできそうなサービス、レンタルサーバーやドメイン会社から届いているメールなどです。
全部揃っていなくても大丈夫です。
その上で、
「このサイトを少し直したいけれど、管理方法が分からない」
というところから相談すれば十分です。
ココナラでも、既存ホームページの修正や管理引き継ぎについて相談を受けています。
何を依頼すればいいかまだ整理できていない場合も、まず今分かっている範囲から確認します。