削らなくていい。あなたは、その形のまま絵の一部になる ─ 10月11日 天秤座新月

削らなくていい。あなたは、その形のまま絵の一部になる ─ 10月11日 天秤座新月

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占い
ありのままの自分でいたら、調和を乱してしまう。 
だから、少しだけ角を削って、周りに合わせてきた。

誰にも気づかれないくらい、少しずつ。 
笑顔の奥で、言いかけた言葉を飲み込みながら。

そうやって生きてきた人は、少なくありません。
今夜は、その削ってきたかけらのことを、一緒に見つめていきます。

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10月11日天秤座新月のチャート (オーブ3度)

✦ 天秤座17度 ─ ハートに没頭する場所


10月11日、午前0時49分。 
天秤座17度で、太陽と月がぴたりと重なりました。

新月。 
光がいちばん深く沈み、すべてがゼロに還る瞬間。 
ここから育っていく種を、まく時です。

今回の種まきの舞台は、天秤座17度。 
ハートと直感にしたがうことに、ただ没頭していく度数。

考えるより先に、胸が動く。 
理由より先に、からだが知っている。 
その感覚に、身をゆだねる場所です。

✦ パズルのピースは、角を削らない


天秤座は、調和の星座。
けれど、天秤座が教える本当の調和は、全員が同じ形にそろうことではありません。

一人ひとりの個性が輝く。 
違いを裁くのではなく、尊び合う。 
ありのままでいるだけで、自然と響き合っていく世界。

それは、一枚のパズルに似ています。

ひとつひとつのピースは、唯一無二の色と、唯一無二の凹凸を持っている。 
もしどれか一枚が、隣に合わせようと角を削ってしまったら…、 絵は、永遠に完成しません。

それぞれが、収まるべき場所に、そのままの形で収まる。 
そのとき初めて、全体の絵が浮かび上がる。

この宇宙に生きる私たち一人ひとりが、そのピースなのです。

だからこの新月で大切なのは、本当の自分の声にしたがうこと。

その声は、あなたの中にいる小さな子ども─インナーチャイルドの「欲しい」として現れます。

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✦ 金星と火星 ─ 顔色と衝動のあいだで


ただ、この新月の空は、穏やかなだけではありません。

逆行中の蠍座7度の金星が、獅子座7度の火星とスクエアを結んでいます。

金星は、受け取り、受け入れ、ハートに刻む星。

金星は言います。
「傷つきたくない。
だから、あの人の顔色を先に読むの。」

そのバランス感覚が傷つくことを恐れるとき、金星は人の顔色をうかがい、本当の気持ちを無視し、拒む心へと姿を変えます。

一方の火星は、ありのままの自分で突き進む力。

火星は叫びます。 

「わたしは、わたしのまま前へ行きたい。」

けれどサバイバルモードに入った火星は、エゴや衝動となって、ときに心やからだを傷つける力にもなる。 

そしてその火星が立つ獅子座は、自己愛と、インナーチャイルドと、夢の星座です。

顔色をうかがう心と、突き進みたい衝動。 
ふたつがぶつかるところに、摩擦が生まれます。

胸がざわつく。 
言葉が喉でつかえる。
理由のわからない苛立ちが、ふいに顔を出す。

ここ数日、そんな瞬間はありませんでしたか?

✦ 摩擦は、内側へ還る合図


蠍座7度の金星は、その摩擦の意味を教えてくれます。

蠍座は、変容と死と再生、そして境界線と信頼の星座。 
7度は、境界線を引いて自分の神性を守り、内なる神と繋がる度数。

逆行中の金星が求めているのは、外の誰かに合わせることではありません。

内側に還ること。

摩擦は、あなたを壊すために来たのではない。 
境界線を引き直し、内なる神と繋がり直すための、合図なのです。

✦ カイロンとノード ─ 「できなかった」がほどけるとき


もうひとつ、今回の新月を深いところで支えている配置があります。

逆行中の牡羊座29度のカイロンが、獅子座28度のサウスノードとトライン、水瓶座28度のノースノードとセクスタイル。

カイロンは、魂の古い傷を癒す星。 
牡羊座のカイロンが癒そうとしているのは、過去生から持ち越してきた「できなかった」いう思いです。

牡羊座の最後の度数、29度。 
感情が高ぶり、サバイバルモードのスイッチが入って、エゴが顔を出しやすい場所。 
けれど同時に、内なる神と統合し、同じ方向へ進む人を引き寄せていく場所でもあります。

獅子座28度のサウスノードは告げています。 

「あの子の声を、もう無視しないで。」

水瓶座28度のノースノードは、その先を指し示す。 
感覚にコミットして、引き寄せる世界へ。

「できなかった」という古い傷は、大きな成功で塗り替えるものではありません。

小さな子どもの声を聴き、それにしたがう一歩。 
その一歩の中で、ほどけていくのです。

✦ 削ってきた形は、小さな子どもの知恵だった


心理学では、幼い頃に周りに受け入れてもらうために身につけた振る舞いが、大人になってからも、自分を守る「型」として残ることが知られています。

人の顔色をうかがう心も、もとをたどれば…、
 小さな子どもが居場所を守るために選んだ、精一杯の知恵でした。

だから、その心を責めなくていい。

「ありがとう。もう、その型がなくても大丈夫だよ。」

内側の子どもに、そう伝えてあげればいいのです。

✦ 今夜、耳を澄ませて


新月の暗がりは、小さな声がいちばんよく聴こえる時間です。

あなたの中の小さな子どもは、本当は何を望んでいますか?

大きな願いでなくてかまいません。

「休みたい」 
「描きたい」 
「あの人に会いたい」

ふと浮かんだ、ほんの一言。 
それを、ノートに書き留めてあげてください。

その声こそが、あなたというピースの形です。

書き留めたその一言が、明日から芽吹く種になります。


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あなたが、あなたの形のままでいること。

角を削らず、凹凸ごと、そこに在ること。

それが全体の調和の一部となり、 宇宙の計画という一枚の絵を、完成へと導いていくのです。


Dr. M(M博士) 

ひとりひとりのホロスコープには、その人だけのピースの形が描かれています。 
削ってきた角の奥にある、本来のあなたの形を、星と一緒に読み解いてみませんか。

日々、カードや卦や手のひらを通して、誰かの心に寄り添っている方へ。
受け取る側に座る時間も、魂の設計図の一部です。





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