美容室で働いていると、こんな経験ありませんか?
「施術中に電話が鳴る」
お客様に「少々お待ちください」と伝えて電話に出てみると、
「今日って何時まで営業してますか?」
「カットはいくらですか?」
「駐車場はありますか?」
といったお問い合わせ。
もちろん大切なお客様からのお問い合わせなので、きちんと対応したい。
でも、施術中に手を止めて電話に出るのは意外と大変です。
## 僕自身、美容師として9年間働いていました
僕は以前、美容師として約9年間働いていました。
その中で、スタイリストだけでなく店舗運営にも携わってきました。
だからこそ、
「電話に出たいけど、今はカラーを塗っている」
「シャンプー中だから電話に出られない」
「接客中なのに何度も電話が鳴る」
という美容室ならではの状況はよく分かります。
特にスタッフ数の少ない美容室や、一人で営業されているサロンでは、電話一本でも仕事を中断することになります。
とはいえ、電話に出なければ新規のお客様を逃してしまうかもしれません。
この問題を少しでも減らせないか?
そこで僕が注目したのが「AIチャットボット」です。
## AIに任せられる問い合わせは意外と多い
美容室への問い合わせをすべてAIに任せる必要はありません。
むしろ、人にしかできない接客は人がやるべきだと僕は考えています。
ただ、よく考えてみると、美容室へのお問い合わせには「毎回答えがほぼ同じ質問」もたくさんあります。
例えば、
・営業時間、定休日
・カットやカラーなどの料金
・メニューについて
・店舗までのアクセス
・駐車場の有無
・予約方法
・支払い方法
・キャンセルについて
こうした質問であれば、お店の情報を覚えさせたAIが代わりに回答できます。
## 例えばこんなやり取りができます
お客様:
「カットはいくらですか?」
AI:
「カット料金は4,950円(税込)です。」
お客様:
「駐車場はありますか?」
AI:
「店舗前に○台分の駐車スペースをご用意しています。」
お客様:
「予約したいです」
AI:
「こちらの予約ページからご予約いただけます。」
このように、お客様が知りたい情報をその場で案内できます。
さらにAIなら、営業時間外でも対応できます。
夜に美容室を探しているお客様から質問が来ても、翌日の営業時間まで待ってもらう必要がありません。
## ChatGPTに美容室の接客を任せるのとは少し違います
今回作っているのは、何でも自由に答えるAIではありません。
その美容室の、
「料金」
「メニュー」
「営業時間」
「店舗情報」
「よくある質問」
などをもとに回答する「そのお店専用のAI」です。
また、分からないことまで無理に答えさせるのではなく、
「こちらについてはスタッフへお問い合わせください」
と案内するように設定することもできます。
AIだから全部任せるのではなく、
**AIが答えられるものはAIへ。
人にしかできないことは人へ。**
この使い分けが大切だと思っています。
## AIを入れる目的は「スタッフを減らすこと」ではない
僕が美容室にAIを導入する一番のメリットだと思っているのは、人を減らすことではありません。
美容師がお客様の施術や接客に集中できる時間を増やすことです。
美容室の価値は、最終的には人が作るものだと思います。
技術もそうですし、
「今日はどうしますか?」
「前回のカラーどうでした?」
という会話もそうです。
だからこそ、営業時間や料金の案内など、AIでもできる仕事を少しずつ任せる。
その結果、美容師がお客様と向き合う時間を増やせるのであれば、AIは美容室とかなり相性がいいのではないかと考えています。
## 美容師経験を活かして、美容室専用AIを作っています
現在、僕は美容師として9年間現場に立った経験を活かし、美容室向けのAIチャットボットを制作しています。
単にAIを設置するだけではなく、
「美容室ではどんな質問が多いのか?」
「お客様は来店前に何を知りたいのか?」
「どこまでAIに任せて、どこからスタッフが対応するのか?」
といった部分まで考えながら作ることを大切にしています。
AIやチャットボットについて詳しくなくても問題ありません。
「自分の美容室だったら何を自動化できるんだろう?」
という段階からでも、一緒に考えることができます。
美容室で働いていた人間だからこそ分かる現場目線と、AIを組み合わせる。
そんな形で、美容室の業務を少しでも楽にする仕組みを作っていきたいと思っています。