「もう少し様子を見ましょう」で、何を待つのか? 塾の“様子見”を検証期間に変える3つの条件
記事
学び
※以下は説明用の架空ケースです。
塾の面談で、
「もう少し様子を見ましょう」
と言われることがあります。
もちろん、すぐに塾を変える必要がないケースもあります。
ただ、
「様子を見る」ことと「判断を先送りする」ことは別です。
違いはかなり単純です。
いつまで見るか
何を見るか
何が起きたら判断を変えるか
この3つが決まっているかどうかです。
「あと2〜3か月」は、それだけでは判断材料にならない
たとえば中学3年生で、
半年ほど数学が気になっている
塾からは「基礎を固めている途中」と言われている
受験までの時間も気になる
というケースを考えます。
手元にあるのは、
直近の模試1回
最近の宿題
最新の塾報告
だけ。
このとき、
「模試が悪いから転塾」
と決めるのも早い。
でも、
「資料が少ないから、しばらく様子見」
で終えるのも弱い。
問題は、
判断に必要な変化が、見える形で残っていないこと
です。
情報が足りないなら、これから作る
過去の模試を捨ててしまった。
塾も細かな指導記録を残していない。
保護者の記憶も、
「前から苦手だった気がする」
くらい。
そんなことは珍しくありません。
それなら、
過去の証拠が出てくるのを待つのではなく、これから判断できる材料を作る
という方法があります。
たとえば4週間だけ、
Before → 指導変更 → After
の形で見ます。
1. Before
開始時点で、今回困っているタイプの問題を確認する。
たとえば、
関数の応用問題
条件整理が必要な文章題
同じ程度の難しさの問題
です。
「数学の点数」だけではなく、
今回どこを改善したいのか
を残します。
2. 指導変更
次に、塾側が何を変えるのかを具体化します。
「もっと丁寧に教えます」
だけではなく、
毎回、直近の誤答を確認する
応用問題を毎回扱う
式を立てる前に条件整理をさせる
宿題に同じタイプの問題を増やす
など、
何を変えたかが後から確認できる形
にします。
3. After
4週間後、開始時と近い種類・難しさの問題をもう一度確認します。
ここで見るのは、
「点数が上がったか」
だけではありません。
条件を整理できるようになったか
式にするところまで進めるようになったか
同じミスが減ったか
塾側が結果を見て次の修正を出しているか
も見ます。
成績が上がるまで待つと、様子見が終わらない
様子見が長引きやすい理由の一つは、
「成績が上がったら成功」
だけを基準にしてしまうことです。
成績は、
試験範囲
問題の難しさ
学校平均
得意不得意の単元
でも動きます。
だから、
「次のテストまで」 「次の模試まで」
と待っても、また判断が曖昧になることがあります。
そのため、最終結果だけでなく、
途中の変化
も見た方が判断しやすいです。
たとえば、
以前は文章題を見た瞬間に手が止まっていた。
でも今は、
条件を書き出し、式を立てる手前までは進める。
これなら総得点がまだ大きく変わっていなくても、
狙った場所に変化が出ている
と判断できます。
逆に、
4週間たっても同じところで止まり、
指導のやり方も変わらず、
次の修正案も出ない。
なら、
「もう少し様子を見る」理由は弱くなります。
様子見には「失敗条件」が必要
私は、様子見を考えるとき、
成功条件だけでなく、失敗条件を先に決めておく
ことが大切だと思っています。
たとえば、
続ける方向が強くなる
約束した指導変更が実施された
子どもが質問しやすくなった
狙ったタイプの問題に改善がある
改善が弱くても、塾側が次の修正を出した
転塾比較を強める
約束した変更が実施されない
同じ弱点がそのまま残る
子どもの困り方も変わらない
塾側から次の修正案が出ない
ここまで決めておけば、
4週間後にまたゼロから、
「どうしましょうかね……」
と考え直さなくて済みます。
「4週間」が正解なのではありません
ここで、
「じゃあ、塾は4週間見ればいいんですね」
と固定してしまうのも違います。
ケースによっては、
2週間
定期テスト1回
模試1回
6週間
が適切なこともあります。
大切なのは、
何週間かではなく、その期間で何を確認できるか
です。
「まだ分からない」は、最終回答ではない
資料が足りないケースで、
「情報不足なので判断できません」
だけで終わると、次に進めません。
本当に必要なのは、
何が足りないのか
その情報をどう作るのか
いつ再判断するのか
何が起きれば結論を変えるのか
まで決めることです。
情報が足りないなら、
判断できる状態を作るところまで考える。
それが、ただの様子見と検証期間の違いです。
「今の塾、このまま続けていい?」と迷っている方へ
ココナラで、
「今の塾を続けるか、資料から一緒に判断します」
という個別レポートサービスを出品しています。
資料が少ない場合でも、
「判断できません」で終わらせず、
今、何が分かっているか
何がまだ分からないか
何を確認すれば判断しやすくなるか
いつまで見るか
何が起きたら判断を変えるか
まで整理します。
気になる方は、プロフィールの出品サービスからご覧ください。