「良いセミナーほど、聞いて終わります」

「良いセミナーほど、聞いて終わります」

記事
ビジネス・マーケティング
セミナーが終わったあと、こう言われることがあります。

「すごく勉強になりました」
「聞けてよかったです」

うれしい言葉です。

ただ、この言葉が出たときほど、そのあとが動かないことがあります。

---

数字で見たことがあります。

自社で運営している無料の診断ツールの数字です。
セミナーそのものではありませんが、構造はよく似ています。

```
訪問した人 167人
最後まで終えた人 41人(24.6%)
次の行動に進んだ人 10人(24.4%)
```

最後までやってくれた41人のうち、次に進んだのは10人でした。

途中で離脱した人の話ではありません。
最後まで付き合ってくれた人が、そこで止まっています。

4人に3人は、満足して帰りました。

---

なぜそうなるのか。

満足が、完了だからです。

「勉強になった」と感じた時点で、その人の中では一区切りついています。
用が済んだ状態です。

そのあとに案内が出てくると、余分なものに見えます。

そしてもう1つ、大きい理由があります。

最後に案内を置くと、それまでの話が前振りに見えます。

聞き手は身構えます。
「ここからが本題か」と。

90分ずっと誠実に話していても、最後の5分で全体の印象が塗り替わることがあります。

内容が悪いのではありません。
置いた場所の問題です。

---

良いセミナーほど、これが起きます。

内容が薄ければ、聞き手は最後まで残りません。
残らない人は、案内も聞いていません。

内容が良いから最後まで残ります。
そして満足するから、そこで完了します。

丁寧に作るほど、この形にはまります。

---

今日できること。

案内を、最後ではなく中盤に1回だけ置いてみてください。

並べ方はこうなります。

```
① 困りごとを言葉にする
② 解き方を見せる
③ 案内(ここで1回)
④ 質疑
⑤ 決める時間
```

中盤に置くと、案内は話の一部になります。
身構える場所がなくなります。

そして最後の時間は、聞き手が自分で決めるための時間になります。

売り込みを増やすわけではありません。
回数は同じで、置く場所を変えるだけです。

---

2つ並べると、こうなります。

```
よくある形
 説明 → 説明 → 説明 → 質疑 → 案内

変えた形
 困りごと → 解き方 → 案内 → 質疑 → 決める時間
```

案内の回数は、どちらも1回です。

違うのは、案内のあとに何が残っているかです。

前の形は、案内が最後にあります。
聞き手は、聞き終わったところで判断を迫られます。

後の形は、案内のあとに質疑があります。
その場で聞けます。確かめられます。

判断する前に、確かめる時間があるかどうか。

ここが変わります。

---

台本をお作りするときは、この置き場所から決めています。

スライド104枚と、そのまま読み上げられる台本の形でお渡ししています。
話す順番が決まっていれば、枚数が多くても迷いません。

→ サービスページ:ウェビナー台本+スライド104枚

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す