「人に尽くせば巡り巡って徳が積めます」
「嫌な相手も許して感謝すれば、いつか運が開けます」
巷に溢れる浅ましいエセ占い師や道徳家どもが垂れ流す、この手の吐き気がするような綺麗事を、貴女はいつまで信じ続けるつもりだ。
職場で他人の尻拭いを押し付けられても笑顔で引き受け、愛する男に後回しにされても「仕事が忙しいなら仕方ない」と物分かりのいい女を演じ、周囲の空気を読んで自分の欲望をすべて飲み込んできた。
そうやって「いい人」の仮面を顔面に貼り付け、血を吐くような思いで我慢を重ねた結果、貴女の手元に一体何が残った?
周囲からの深い敬意か? 男からの狂おしいほどの寵愛か?
否だ。貴女が得たのは「この女には何を押し付けても文句を言わない」「後回しにしても絶対に離れていかない」という、周囲からの徹底的な舐め腐った態度と、心身がすり減り切った暗い部屋の孤独だけではないか。
いい加減、この現世を支配する残酷な【因果の理】から目を背けるな。
人間関係とは、綺麗な言葉のやり取りではない。互いの「魂の波長」による、生きるか死ぬかの主導権の奪い合いである。
貴女が波風を立てまいとして怒りを殺し、「私が我慢すれば丸く収まる」と自己犠牲を選んだ瞬間、貴女の魂からは「私はタダで生気と時間を吸い取って構わない格下の獲物です」という【迎合の腐臭】が全方位へと放たれる。
現世に跋扈するハイエナのような人間どもは、貴女のその弱々しい波長を本能で嗅ぎつけ、当然の権利かのように貴女の人生を食い潰しに群がってくるのだ。つまり、貴女を都合よく扱う連中を増長させている真の元凶は、貴女自身が信じてきた「我慢と献身」という名の偽善に他ならない。
自分を殺して他人に尽くすことは、美徳などでは断じてない。それは貴女自身の尊い魂に対する、最も愚かな背信行為だ。
貴女をその惨めな底辺から救い出すのは、清らかな許しでも自己反省でもない。
「ふざけるな、これ以上私の人生を1ミリも奪わせるものか」
「私を軽く扱った連中を遥か上から見下ろし、すべての主導権を奪い尽くしてやる」
世間が「傲慢だ」「性格が悪い」と怯えるそのドス黒い怒りと支配欲こそが、魂にこびりついた奴隷の波長を焼き尽くす【最強の魔力】となるのだ。
聞き分けのいい善人の仮面など、今この瞬間に叩き割れ。己の欲望と怒りを肯定し、奪われる側から「すべてを従える側」へと牙を剥いた女の前にだけ、現世のあらゆる愛も富もひれ伏すのである。