ご依頼者様が伝えたいことと、
お客様が知りたいこと。
実はこの2つが同じとは限りません。
例えば、
本格的なトレーニング設備が揃ったジムがあったとします。
ご依頼者様としては、
「最新のマシンがあります」
「本格的なトレーニングができます」
という強みを伝えたいかもしれません。
でも、
ターゲットが運動初心者の女性だった場合、
知りたいのはそこではないことがあります。
「私でも続けられるかな?」
「運動が苦手でも大丈夫かな?」
「安心して通えるかな?」
そんな不安を持っているかもしれません。
だから私は、
ご依頼者様の強みをそのまま並べるのではなく、
ターゲットに伝わる形に置き換えることを意識しています。
実際に制作をしていると、
ご依頼者様からいただいた情報をそのまま載せるより、
ターゲットの目線で整理し直した方が伝わることがたくさんあります。
もちろん、ご依頼者様の想いはとても大切です。
でも、その想いが届かなければ意味がありません。
だから私は、
「何を伝えたいですか?」
だけではなく、
「お客様は何を知りたいと思いますか?」
も考えるようにしています。
ご依頼者様の想いを大切にしながら、
その先のお客様が受け取りやすい言葉や見せ方を考える。
それもデザイナーの役割のひとつだと思っています。
デザインは見た目を整える仕事だと思われがちですが、
実際は人と人をつなぐ仕事なのかもしれません。
だから私は、
制作に入る前のヒアリングやリサーチの時間を大切にしています。