ロゴデザインのモチーフ|その人「らしさ」が形になるまで|アーティスト・イラストレーター|金子なぎさ様

ロゴデザインのモチーフ|その人「らしさ」が形になるまで|アーティスト・イラストレーター|金子なぎさ様

記事
デザイン・イラスト

こんにちは。
ヒアリングを通して魅力を引き出し「かたち」にする
ロゴデザイナーのみわわです。


抽象絵画を中心に、
日常の風景や自然から受け取った空気感を
柔らかい色と形で描き出すアーティスト、
金子なぎささんのロゴデザインを制作させていただきました。


ブログでは、
金子なぎささんのロゴ制作の記録を、
シリーズでお届けしております。


11.png



ロゴを考えるとき、
最初に決めるのは「何を描くか」ではありません。


その人らしさを、
どんなモチーフに託すのか。


金子さんのロゴ制作では、
ヒアリングを重ねる中で、
ひとつの言葉が大きな手がかりになりました。


それが、金子さんのお名前でもある
「なぎさ」です。
漢字で書くと「渚」。
海と陸のあいだにある場所です。


モチーフは「なぎさ」



金子さんのお話の中には、
海、水、流れ、光、境界線など
「なぎさ」を象徴する言葉が何度も出てきました。


「なぎさ」は、海と陸のあいだにある場所。


どちらか一方に分けきれない、
曖昧で、やわらかく、移ろいのある場所です。


波が寄せては返し、
砂に光が反射し、
水と陸がゆるやかに混ざり合う。


その風景は、
金子さんの表現そのものにも重なっているように感じました。


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みずうみ Lake




ロゴデザインの方向性



①「境界」としてのなぎさ



ひとつめの方向性は、
海と陸の境界としての「なぎさ」です。

金子さんは、シンプルで抽象的、
構築的で洗練されたデザインを好まれていました。

また、ヒアリングの中では
前に強く出るというよりも、
空間に自然と溶け込んでいたいという、
たゆたうような感覚も見えてきました。

そこで考えたのが、
静かな波打ち際を、線で表現する方向性です。

余白を活かし、
必要以上に説明しすぎず、
見る人の中に静かに残るロゴ。

派手さではなく、
穏やかな存在感を大切にしました。



②「循環」としてのなぎさ


もうひとつの方向性は、
自然の循環としての「なぎさ」です。

金子さんのお話の中で印象的だったのが、
「みんな助け合ってやっている」
という言葉でした。

自然農を実践されている金子さんにとって、
自然は人間が一方的に管理するものではなく、
草花も、虫も、土も、水も、互いに関わり合いながら成り立っているもの。

その考え方は、
金子さんの作品や生き方にも通じていると感じました。

そこで、草花や光、円を描く動きから、
生命が巡っていくようなモチーフを検討しました。



2つの方向性を用意した理由



今回、最初からひとつの形に絞るのではなく、
「境界としてのなぎさ」と
「循環としてのなぎさ」という
2つの方向性を考えました。


どちらも、金子さんらしさから生まれたものです。


ただ、同じ「なぎさ」という言葉でも、
どこに光を当てるかによって、
ロゴの印象は大きく変わります。


静けさを大切にするのか。
生命の巡りを大切にするのか。


その違いを可視化することで、
金子さんご自身が
「自分らしい」と感じる方向を選べるようにしたいと考えました。



次回予告


次回は、
この2つの方向性をどのように整理し、
ロゴの設計へと落とし込んでいったのかをお届けします。

「なぎさ」という言葉を、
感覚だけで終わらせず、
どのようにロゴの形へ変換していくのか。

その裏側をご紹介させていただきます。
次回の記事も、どうぞお楽しみに!




私はヒアリングを通じて、
お客様ご自身も気づいていない価値や想いを引き出し、
心に響くストーリーを込めたロゴをご提案しています。

ロゴ制作のご相談は、
下記よりお気軽にお問い合わせください。







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