「できたね」より「見てたよ」

「できたね」より「見てたよ」

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コラム
~子どもの自己肯定感を育てる関わり方~

少し前までは、子どもが失敗すると「何やってるの!」と𠮟って、
親の言うことに従わせるのが当たり前でした。

でも今は、「ほめて育てる」時代。
「叱るより、ほめよう」と意識している方も多いでしょう。

けれど――
ほめること=自己肯定感を育てることなのでしょうか?

自己肯定感がある子の特徴

自己肯定感とは、
「自分はここにいていい」「失敗しても大丈夫」と思える感覚のこと。

この感覚がある子は、
・失敗しても立ち直れる
・他人と比べずに自分のペースで努力できる
・人の意見を素直に聞ける

といった強さを持っています。

一方で、「ほめられないと動けない」子も増えています。
その背景には、“条件つきのほめ方”があるのです。

条件つきのほめ方とは?

「テストで100点取ったね」「早くできてえらいね」
こうした言葉は一見良いように思えますが、
子どもは「できなかったら認めてもらえない」と感じてしまいます。

大切なのは、結果ではなく過程や努力に目を向けること。

たとえば、

「がんばってたね」
「最後までやりきったね」
「見てたよ」

そんな言葉には、
「あなたを信じて見守っていた」という親のまなざしが伝わります。

見守る言葉が子どもの心を育てる

子どもは、失敗しても受け止めてくれる親がいると安心します。
うまくいったときだけではなく、
ダメだったときにも寄り添ってくれる存在が、
「またやってみよう」と思える力になるのです。

「できたね」と結果をほめるより、
「見てたよ」「頑張ってたね」と過程を認める。
この言葉の違いが、子どもの心の支えになります。

おわりに

ほめることは悪いことではありません。
でも、ほめる目的が“評価”ではなく“信頼”であることが大切です。

「あなたはあなたのままで大丈夫」

その一言が、子どもの自己肯定感を静かに育てていきます。
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