なぜ、火葬場職員となったか。

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私は、少し一般とは違う職種を本職としている。
具体的には記せないが、わかりやすく言えば「宗教家」が本職である。

本職がありながら、なぜ火葬場職員となったか。
その理由は極めてシンプルで、自身の生活が困窮してきたからである。
現代社会において「宗教」というものは、特異なものに受け取られ、人離れが進み、いくら熱心に信心していたとしても、人がいなければ成り立つことは難しい。こうした世の風潮から、後継者のいない社寺仏閣も数多とうまれ、私どもも当然例外ではない。本職ひとつで生活することは、極めて困難である。

しかしながら、本職で様々な人の人生の見送りにも携わってきたが、そこにやりがいを感じながら仕事をしてきたのも事実で、ある程度の経験も積むことが出来た。この経験を活かせる副職は無いものか。

それを探したのがコロナ前の2019年。
アルバイト情報誌の、募集タイトルに目がとまった。
それが「火葬場職員募集」だった。
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