追う私と、引く彼。その行動の下にある気持ち

追う私と、引く彼。その行動の下にある気持ち

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連絡が来ないのが不安で、メッセージを送る。
返事がないと、もう一通送ってしまう。
すると彼は、さらに静かになる。

「どうして私が不安になるたびに、彼は離れていくんだろう」
「私が追わなければ、こんなことにならないのかな」

あるいは、こうも思うかもしれません。

「彼さえ、ちゃんと向き合ってくれれば」

こうして、彼を責めたり、自分を責めたりを繰り返していませんか。今回は、そのどちらでもない見方として、お互いの「行動の下にある気持ち」に目を向けてみたいと思います。

追う側として表に出ているもの、その下にあるもの


追う側の女性として表に出ているのは、問い詰める、怒る、連絡を重ねるといった行動かもしれません。けれど、その下にある感情は、どんなものでしょうか。

実際のご相談では、次のような声を、よくお聞きします。

- 「見捨てられるのが怖い」
- 「さびしい」
- 「つながっていたい(返事がないと、嫌われたのではと不安になる)」
- 「一体、彼は今どう思っているんだろう」(気になって仕方がない)

問い詰めたかったわけではなく、本当はつながりを確かめたかっただけ。怒りたかったわけではなく、さびしかっただけ。そう気づく方は、少なくありません。

 引く側として表に出ているもの、その下にあるもの


一方、引く側の男性として表に出ているのは、既読・未読スルー、黙り込む、距離を取る、話をそらすといった行動です。

男性の内側は、私自身の体験や感じた感情からの推測になりますが、次のようなものがあることが多いのではないかと考えています。

- 「また責められる」という怖さ
- 「相手が感情的になるのでは」という恐れ
- うまく対応できないことへの苛立ち

幼少期の経験が影響している場合もあります。そうした場合、彼にとっての「黙る」「距離を取る」は、あなたを拒絶する行動というより、自分を落ち着かせ、これ以上こじれないようにするための行動であることがあります。

同じ行動が、お互いには逆の意味で届いている


あなたにとっての「連絡」は、つながりを確かめたいという求めです。けれど彼には、責められている、圧力をかけられていると届くことがあります。彼にとっての「距離を取る」は、自分を守るための行動ですが、あなたには、拒絶や見捨てられとして解釈が入ってしまうかもしれません。

お互いに悪意はないのに、その行動が、相手の不安に同時に触れてしまっている。LINEのやり取りで、こんなふうになる時って、ある方は少なくないと思います。ここに、この関係の苦しさがあります。

 一人でもできること


彼の気持ちは、あなたにはコントロールできません。ですが、自分の側の関わり方は、少しずつ変えていけます。

まずは、一旦「待つ」のはいかがでしょうか。ここでいう「待つ」は、彼を試すために既読を放置することではありません。送る前に、少しだけ置いてみるということです。待つのが苦手な方もいらっしゃると思いますが、余白(何もない時間)は、とても大切です。

そして、追いたくなった瞬間に「今、追うモードに入っているな」と気づいてみてください。問い詰めたくなったときは、その下にある「さびしい」「不安」「見捨てられたくない」といった気持ちを探してみてください。

伝えるときは、抗議ではなく、気持ちとして伝えるのがおすすめです。

- 抗議の形:「どうして返事をくれないの?」
- 気持ちの形:「返事がないと、少しさびしくなっちゃうんだ」

後者は、責められていると感じにくく、彼が受け取りやすい形です。

また、彼が引いたとき、「返信がない」は事実で、「拒絶された」は解釈です。「圧倒されて、自分を落ち着かせようとしている」可能性も、頭の片隅に置いてみてください。断定はしなくて構いません。

知っておいてほしいこと


「じゃあ私が変われば、うまくいくんだ」と思われたかもしれません。誠実にお伝えすると、この関係は、二人で作っているものです。あなたの関わり方が変わることで、緩むことは多いですが、彼自身が自分の「引く」行動と向き合う意思がなければ、変化には限界があります。

また、この考え方は、お互いが対等であることが前提です。罵倒や支配、暴力があるような関係では、あなたの安全を第一に考えてください。

一人で抱え込まなくて大丈夫です


追う側の下には、さびしさや、見捨てられる怖さがあります。引く側の下には、責められる怖さや、うまく対応できない苦しさがあるのかもしれません。表に出ている行動だけを見ると、二人は敵同士のように見えますが、その下には、どちらも「安心したい」という、同じ気持ちがあります。

追いたくなったとき、その下にある「さびしい」を見つけてあげてください。それが、最初の一歩になります。

一人でこの状況と向き合うのが難しいと感じたときは、あなたのペースに合わせて、一緒に整理していくこともできます。1分からのご相談も大歓迎です。


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