占いが好きだったから、仕事にしたいと思ったわけではありません。
占いを仕事にしたい。
そう言うと、「占いが好きなんだね」と思われるかもしれません。
もちろん、好きです。
オラクルカードも、星読みも。
知れば知るほど奥が深くて、もっと学びたいと思います。
でもね。
ただ好きだから、仕事にしたいと思ったわけではありません。
占いが好きなだけなら、趣味のままでもよかったんです。
私が本当に好きだったのは、カードを引くことよりも、誰かが話しているうちに、少しずつ本音を出してくれる時間でした。
最初は、「どうしたらいいか分からない」と悩んでいた人の声が、話し終わる頃には少しだけ明るくなる。
「なんだか気持ちが軽くなりました。」
そう言ってもらえる。
私は、その瞬間が好きでした。
占いで未来を言い当てたい。
私の言葉で、誰かの人生を変えたい。
そう思ったわけではありません。
苦しいときに一人で答えを探し続けることが、どれだけしんどいのか。
私自身が知っていたからです。
第一章
15年間、ただ好きで続けてきました。
15年前、私はスピリチュアルの世界に出会いました。
でも、その時は仕事にしようなんて一度も思っていませんでした。
ただ、「もっと知りたい。」その気持ちだけでした。
オラクルカードを引いてみる。
星を読んでみる。
本を読む。
講座を受ける。
そんなことを15年間、少しずつ続けてきました。
途中で、「これを仕事にしよう。」と思ったことはありません。
だから焦ることもありませんでした。
好きだから続けていただけです。
今振り返ると、それが良かったのかもしれません。
もし途中で飽きていたら、きっと仕事にしたいとは思わなかったはずです。
私にとって、この15年は、夢を見つける時間ではなく、「本当に好きなもの」を確かめる時間だったんだと思います。
第二章
当たることより、心が軽くなる時間が好きでした。
オラクルカードを引くと、「当たっていました。」そう言っていただけることがあります。
もちろん、その言葉は嬉しいです。
でも私が一番嬉しいのは、実はそこではありません。
相談が終わる頃、「なんだか気持ちが軽くなりました。」そう言ってもらえた時なんです。
私は、その時間が好きでした。
最初からそう思っていたわけではありません。
何人もの方とお話しして、やっと気づきました。
私はカードを読むことが好きなんじゃなくて、その人が少しずつ本音を話してくれる時間が好きなんだと。
最初は、「どうしたらいいですか?」と話し始めた人が、最後には、「本当は私はこうしたかったんです。」そう笑って話してくれる。
その瞬間を見るたびに、この時間っていいなと思いました。
だから私は、占いが好きというより、「人に寄り添う時間」が好きなんだと思います。
好きなことって、案外、自分では気づいていません。
毎日やっていることだったり、当たり前にできることだったりするからです。
私にとって、それは「心が軽くなりました」という一言でした。
その一言をもっと増やしたい。
そう思った時、初めて「これを仕事にしたい」という気持ちが、少しだけ形になりました。
第三章
今もまだ、勉強中です。
「占いを仕事にしたい。」
そう決めたからといって、次の日から自信がついたわけではありません。
むしろ逆でした。
「本当に私でいいのかな。」
そんな気持ちになることのほうが多かったんです。
実際に鑑定を始めてみると、カードを読むことだけでは足りないと感じる場面がありました。
相談してくださる方が本当に求めているのは、未来を知ることだけじゃない。
誰かに話を聞いてほしい。
自分の気持ちを整理したい。
そんな時間を求めていることも多いんだと気づきました。
だから私は、もっと「聴く力」を身につけたいと思うようになりました。
オラクルカードも学ぶ。
星読みも学ぶ。
でも、それだけじゃなく、人に寄り添うことも学びたい。
そう思っています。
お金をいただくということは、「今のままでいい」ではないと思うからです。
勉強には終わりがありません。
新しいことを知れば、「まだ知らないことがある」そう気づきます。
でも私は、それが嫌ではありません。
むしろ、「もっと知りたい」と思えることに出会えたことが嬉しいんです。
私は「もう十分できるから」ではなく、「もっと寄り添える人になりたいから」、これからも勉強を続けていきたいと思っています。
第四章
私が届けたいのは、「答え」じゃありません。
占いを仕事にしたい。
そう話すと、「未来が分かるんですか?」「答えを教えてくれるんですか?」そう聞かれることがあります。
でも私は、「答え」を渡したいわけではありません。
もし私が、「あなたはこうしたほうがいいですよ」そう決めてしまったら、その人の人生を私が選ぶことになってしまいます。
私は、それは違うと思っています。
人生を決めるのは、いつだって本人だからです。
だから私が届けたいのは、「答え」ではありません。
自分の気持ちと向き合う時間です。
誰にも話せなかったことを話してみる。
頭の中でぐるぐる考えていたことを言葉にしてみる。
そうすると、不思議なくらい、自分の本音が見えてくることがあります。
私自身もそうでした。
悩んでいる時は、答えがないから苦しいと思っていました。
でも今は違います。
本当は答えがないんじゃなくて、自分の本音が見えなくなっていただけなんだと思うようになりました。
私が占いやカードを通して届けたいのも、そんな時間です。
未来を決めることではありません。
誰かの代わりに人生を選ぶことでもありません。
その人が、自分で自分の答えを見つけられるように、そっと隣で寄り添うこと。
それが、私がこの仕事をしたい一番の理由です。
15年前にスピリチュアルと出会った私は、こんな未来は想像していませんでした。
でも今なら分かります。
私が好きだったのは、カードそのものではなく、人が自分らしさを取り戻していく、その時間だったんだと。
おわりに
15年前の私が、今の私を見たら、きっと驚くと思います。
まさか、スピリチュアルを仕事にしたいと思う日が来るなんて。
誰かに寄り添う仕事を目指すなんて。
あの頃は想像もしていませんでした。
好きだから学ぶ。
好きだから続ける。
好きだから、もっと誰かの役に立ちたいと思う。
その積み重ねが、少しずつ今の私をつくってくれ
ました。
私は今日も、まだ夢の途中です。
完成した人ではありません。
迷う日もあります。
立ち止まる日もあります。
それでも、15年前の私より、今日の私は少しだけ
前を向いています。
それだけで十分。
私はそう思っています。
もしあなたにも、誰にも言わずにそっと続けてき
た「好き」があるなら。
それはきっと、まだ誰も知らないだけで、いつか
の自分を支えてくれるものになると思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
15年前に始まった「好き」が、41歳になってようやく「仕事にしたい」という夢になりました。
まだ夢の途中ですが、一歩ずつ進んでいこうと思います。
もしこの記事を読んで、
「この人のことをもっと知りたい」
そう思っていただけたら、こちらの記事も読んでいただけたら嬉しいです。
現在は、オラクルカードや星読みを通して、お一人おひとりのお話を伺いながら活動しています。
もし今、一人で答えが見つからずに悩んでいることがあれば、お気軽にご相談ください。