前より冷たい気がして、この恋の終わりを考えてしまう夜
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前より少しだけ、
言葉が短い気がした。
前なら返ってきていた温度が、
今日はどこか遠く感じた。
そんなたった少しの違いだけで、
心が急に静かじゃなくなる夜があります。
嫌いと言われたわけじゃない。
終わりを告げられたわけでもない。
でも、何も起きていないとは思えない。
そんなふうに、
はっきりした出来事がないまま、
気持ちだけが悪いほうへ進んでしまう夜ってあるんですよね。
昼のうちはまだ、
考えすぎかもしれないって思えるんです。
たまたま忙しかっただけかもしれない。
疲れていただけかもしれない。
そうやって、自分をなだめることもできる。
でも夜になると、
昼には押し戻せていた不安が、
また同じ場所まで戻ってきます。
あの言い方は冷たかったかもしれない。
もう気持ちが薄れているのかもしれない。
私だけがまだ、この恋を大事にしているのかもしれない。
そんなふうに、
確かめようのないことばかりが
妙に本当らしく見えてしまうことがあります。
恋が苦しくなる夜って、
相手に何かをされた夜というより、
少しの違和感に心がずっと引っかかってしまう夜なのかもしれません。
前と同じように見えない。
前より優しさが届かない。
前なら安心できたことに、今日は安心できない。
そのズレがあるだけで、
恋の終わりみたいなものを
勝手に想像してしまうことがあるんですよね。
でも実際には、
少し冷たく感じたことと、
本当に気持ちがなくなったことは、
まだ同じではありません。
そこを一気につなげてしまうのが、
不安な夜のこわいところです。
少し言葉が短い。
少し反応が薄い。
少し前と違う気がする。
その“少し”に、
心はすぐ意味をつけたくなります。
何かあったのかな。
気持ちが変わったのかな。
もう前みたいではないのかな。
そうやって、
まだ答えが出ていないものに
先回りして結論をつけようとしてしまう。
たぶんそれは、
傷つく準備を先にしておきたいからなんですよね。
本当に終わるなら、
先に気づいておきたい。
急にひとりになった気持ちになりたくない。
ちゃんと覚悟しておきたい。
そんなふうに、
心は自分を守ろうとして、
いちばん寂しい想像を先に始めてしまうことがあります。
でも、
前より冷たい気がする夜に
すぐ恋の終わりを決めなくて大丈夫です。
今日はそう見えてしまっただけかもしれない。
自分が少し疲れているだけかもしれない。
相手にも余裕がないだけかもしれない。
恋は、
毎日同じ温度で続くものではありません。
近く感じる日もあれば、
少し遠く見える日もあります。
そのたびに
終わりかもしれないと考えていたら、
心が先に持たなくなってしまいますよね。
もちろん、
寂しいと感じたことまで
なかったことにしなくていいんです。
冷たく感じた。
不安になった。
苦しくなった。
その気持ちは、ちゃんと本物です。
だから無理に平気なふりをしなくていい。
ただ、
その気持ちが本物だからといって、
不安の結論まで本物とは限らない。
そこだけは分けてあげてほしいんです。
恋をしていると、
心は少しの変化にも敏感になります。
それだけ本気で向き合っているからこそ、
前と違うように見える瞬間が怖くなる。
でも、
見え方が変わる夜と、
本当に関係が変わっている夜は、
同じとは限りません。
ひとりで考えていると、
その境目がわからなくなってしまうこともありますよね。
そんな夜は、
無理に答えを出そうとしなくて大丈夫です。
ひとりでこの恋の結末まで決めなくて大丈夫です。
前より冷たい気がして、
この恋の終わりを考えてしまう夜ほど、
本当はまだ、
不安と事実が混ざっているだけのこともあります。
だから今夜は、
終わるかどうかを決めるより先に、
自分がどれだけ不安だったかを
ちゃんとわかってあげるだけでもいいんです。
見えなくなっているだけの優しさもある。
届きにくくなっているだけの気持ちもある。
夜は、それを必要以上に遠く見せることがあるから。
もし今、
ひとりで考えすぎてしまっているなら、
気持ちを言葉にして外に出すだけでも
少し整理できることがあります🌙
前より冷たい気がした夜に、
そのまま恋の終わりまで決めなくていい。
今夜はまず、
そう思えたら十分です。