沈む夕日と手作りのチェロの音色

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ビジネス・マーケティング
こんにちは!城間勝行です。

一日の終わりに静かに街を染めていく沈む夕日と、職人が木を削り出して美しい響きを生み出す手作りのチェロ。一見すると交わるはずのない二つの景色ですが、私は日々のシステム開発という仕事と向き合うとき、いつもこの穏やかな夕日と深い音色を奏でるチェロの両方を心の中に思い描いています。

新卒で入社した大手企業での約八年間、私が携わっていたのは、まさにあのチェロという楽器を何ヶ月もかけて丁寧に作り上げていくような実直な開発スタイルでした。数千人規模の人々が毎日利用する業務基幹システムや、企業の活動を根底から支えるアプリケーション。そこでは、ミリ単位の狂いも許されない設計図に従うように、要件定義から設計、実装、テスト、管理にいたるまで、一歩ずつの工程を誠実かつ丁寧に積み重ねていくことが求められます。誰もが安心して美しい音楽を楽しめる頑丈な仕組みをルール通りに作り上げる。その中で培った確実な技術と上流工程の深い知識は、今でも私のエンジニアとしての誇りであり、すべての基礎となっています。

一方で、独立してフリーランスとなり、スタートアップの企業とチームを組んでプロダクトを動かすようになってからは、私の前に広がる景色は刻一刻と空の色を変えていく沈む夕日の世界へと変わりました。そこには、あらかじめ決められた正解のルートも、立ち止まって待ってくれる確実な時間もありません。まだ要件が固まりきっていない混沌とした状況の中、太陽が沈みきる前にどんな機能やサービスを作れば利用者の心を掴むことができるのかを、少人数のチームでスピード感を持って探り当てていく必要があります。仮説と検証を何度も繰り返し、空のグラデーションが変わるように柔軟にプロダクトの設計を書き換えていく。その予測不能でスリリングな変化の連続が、エンジニアとしての私の創造力を激しく刺激するのです。

チェロを設計するような緻密な計算と誠実さを持っているからこそ、私は夕日のように移り変わりが激しく挑戦的な現場であっても、決して軸をぶらさずに安定したシステムを構築することができます。単に依頼されたコードを書くだけの作業者ではなく、ビジネスとしての成功を見据えた改善案を自ら提案できる存在でありたい。そう願いながら、今日も心地よいスピードで新しいコードを紡いでいます。

整然としたルールが生み出す安心感と、何が起こるか分からない変化へのワクワク感。その二つが交差する場所にこそ、人の心を動かす素晴らしいサービスが誕生します。確固たる知恵を胸に抱きながら、夕闇が迫る空に新しい光を灯すように、今日も一歩ずつ確実な足取りで開発の冒険を続けていきます。
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