こんにちは!城間勝行です。
まっさらな方眼紙を前にして一本の線を引く瞬間、そこにどんな建物が建ち、どんな人々が集うのかを想像するだけで胸が高鳴ります。
システムをゼロからカタチにしていく仕事は、まさに巨大な建造物を一から設計し、組み上げていく建築のプロセスとよく似ています。
新卒で飛び込んだ大手企業の分厚い組織の中では、数千人もの人々が毎日利用する巨大な基幹システムの保守や設計に長年携わってきました。
決められた基礎の上に頑丈な柱を立て、寸分の狂いもなく安全な構造を維持していく経験は、エンジニアとしての確かな背骨を育ててくれました。
しかし、いつしか自分で土台の設計から関わり、もっとダイナミックに新しい空間を形にしてみたいという思いが強くなり、スタートアップという名の新しい土地へと踏み出しました。
あらかじめ用意された設計図など存在しない荒野のような現場では、明日の風向きさえ分からないスピード感の中で仲間たちと議論を重ねながら形を作っていきます。
要件がまだ固まりきっていない混沌とした状況であっても、柔軟にアイデアを出し合い、小さな検証を繰り返しながら理想の空間へと近づけていく過程には、言葉では表せないほどの面白さがあります。
技術というのはあくまで頑丈な鉄骨やガラスのような素材にすぎず、本当に大切なのはその場所で暮らす人や働く人がどれだけ心地よく過ごせるかという視点です。
バックエンドの骨組みを堅牢に整えることも、フロントエンドの居心地の良い内装を整えることも、すべては使う人の日常を温かく支えるために存在しています。
フリーランスとなった今でも、一つひとつの案件と真摯に向き合い、クライアントの頭の中にある曖昧な理想を具体的なカタチへと翻訳し続けています。
これからも自分の手で新しい場所を切り拓き、人々の営みを支える確かな基盤を丁寧に作り上げていきたいと思っています。