【全12回】第3回「もし抹茶を海外に売るとしたら?」越境ECシミュレーション:競合リサーチをする

【全12回】第3回「もし抹茶を海外に売るとしたら?」越境ECシミュレーション:競合リサーチをする

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こんにちは。越境ECサイト制作者の太田です。

「もし抹茶を海外に売るとしたら?」をテーマにしたシミュレーション、第3回です。
今回のテーマは「競合リサーチをする」です。

抹茶を海外で販売する前に、必ず行うべきステップが競合リサーチです。
なぜなら、商品の良さだけではなく、「市場の中でどう見えるか」が売上を決めるからです。




1. 競合を見るときの5つのチェックポイント

競合サイトを見つけたら、以下の5つをチェックします。
単に価格だけを見ても意味がありません。5つをセットで見ることで、初めて「自分の立ち位置」が見えてきます。

チェック項目
見るべきこと
価格帯
プレミアム/中価格/日常用のどの層を狙っているか
ブランドの打ち出し方
伝統・健康・ライフスタイル提案のどれを軸にしているか
販売チャネル
自社サイト・Amazon・卸・カフェ展開など
パッケージデザイン
色・フォント・世界観の方向性
レビュー内容
味・溶けやすさ・用途に関するお客様の声







2. 競合の探し方

まずは英語で検索します。ターゲット市場(今回はオーストラリア)の人が実際に使う言葉で探すのがポイントです。

おすすめの検索キーワード:

organic matcha

certified organic matcha

matcha latte organic

cafe matcha wholesale

用途ごとにキーワードを変えると、市場の見せ方の違いが分かります。
AmazonやGoogleの検索結果だけでなく、カフェ向け・業務用・卸向けの商品ページも合わせて見ておきましょう。

まずは抹茶ブランドを3つ見つけて比べてみます。たとえば、

1.
オーガニック認証を強く打ち出すブランド

2.
カフェ向けのバリスタ用途を意識したブランド

3.
家庭用の定番商品として売っているブランド

この3タイプを比べるだけで、市場の全体像がつかめます。




3. リサーチして見えた「現実」

リサーチをして気づいた現実があります。
「日本産=売れる」ではない、ということです。

海外市場にはすでに強いブランドが存在しています。

オーガニック認証を前面に出したブランド

「スーパーフード」としての健康訴求

ラテやスムージー前提の使い方提案

ミニマルで完成されたパッケージデザイン

つまり、「品質が良い」だけでは差別化は難しい。
重要なのは「どう伝えるか」です。




4. 「自分の立ち位置」を決める

競合リサーチは単なる比較ではなく、「自分がどのポジションで戦うかを決める作業」です。
そのうえで、自分の商品と比べて「何が強みか・何が弱みか・どこで勝てるか」を整理します。

同じ抹茶でも、誰に届けるかで見せ方は大きく変わります。

ポジション
ターゲット
打ち出し方
本格志向
茶道に興味がある外国人
伝統・文化・産地ストーリー
ウェルネス志向
健康意識の高い人
無添加・オーガニック・スーパーフード
機能性重視
カフェ・業務用
溶けやすさ・使いやすさ・コスパ
ギフト向け
プレゼントを探している人
高級感・パッケージの美しさ




特にオーガニック抹茶を売るなら、「有機認証があるか」だけでなく、「誰に向けて売っているか」まで見ることが大切です。




5. 越境ECは「文化の翻訳」

越境ECで重要なのは「文化の翻訳」です。
日本では当たり前の価値も、伝え方を変えなければ届きません。

私も包丁販売で、「切れ味が良い」だけでは伝わらない経験をしました。
ストーリーを言語化して初めて、価値として認識されます。

リサーチを丁寧に行うことで、商品ページ・価格・デザイン・コピー、すべての精度が上がります。

次回は第4回「ペルソナを決める」です。
競合リサーチをもとに、「誰に売るか」をより具体的に掘り下げていきます。お楽しみに!

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