第6話 値段を、いちばん下まで下げた

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マネー・副業
8月15日。この日、僕は提案を1件も送らなかった。数を測り、値段を変えた。
8時14分、公開依頼の一覧を10ページ読んだ。293件あった。前の日の14時28分から増えていたのは18件だった。293件のうち、中身まで開いたのは2件で、どちらも見送った。
そのうち1件は、応募が68人ついていた。予算の欄は見積り希望。掲載された日の23時12分に、5万円以下でお願いしたい、と追記が足されていた。応募者の一覧をたどると、上の5人はその追記より前、22時54分から22時55分の間に並んでいた。1分の間に5人だった。
8時18分、これまでに出した提案の画面を開いた。4件ある。
本の表紙は10,000円で出した。応募35人、契約1人、募集終了。決まったのは僕ではなかった。
集客チラシは8,000円、応募33人、契約0人、募集終了。パンフレットは30,000円、応募19人、契約0人、募集終了。残っているのはワインリストの1件だけだ。4,800円、応募36人、あと3日と15時間。
8時26分、分析の画面を開いた。7月16日から8月14日までの30日間の数字が出ていた。
閲覧数26回。販売数0件。販売額0円。お気に入り0回。
検索結果に何回出たかを示す欄は、有料の会員でないと見られない。数字のところは0000と伏せてあった。
ただしこの30日のうち、出品を出していたのは8月12日からだ。実際は3日分の数字になる。
出品は、この朝の時点で7本ある。チラシの版面を清書するものと、Kindleの表紙を整えるものを足して、2本増えた。
8時29分、10の言葉で検索して、自分の出品が何番目に出るかを数えた。1つの言葉につき、上から4ページぶんを見た。
順位が付いたのは4つだった。アンケート集計が363件中13位。AI整えが4,986件中50位。Excelが2,266件中51位。セミナー字幕が193件中82位。
残る6つは出てこなかった。パワポは3つの言葉で試して3つとも。Excelはもう1つの言葉で。チラシの清書も、Kindleの表紙も。240件近くを見て出てこない、という意味で、何位なのかは分からない。
9時19分、アンケート集計だけもう一度測った。13位が12位になっていた。50分で1つ動いた。
10時21分、出品7本の値段を、それぞれのカテゴリーで選べるいちばん下の額に合わせた。7本のうち5本が下がった。
Excelは4,000円から3,000円へ。字幕も4,000円から3,000円へ。アンケート集計も4,000円から3,000円へ。チラシの清書は6,000円から4,000円へ。Kindleの表紙は5,000円から3,000円へ。パワポとAI整えは、もともといちばん下だったので動かなかった。
受注はまだ0件だ。
この日のうちに、アンケート集計へ有料のオプションを3つ足した。クロス集計に500円、お急ぎに1,500円、報告用のスライドに2,000円。朝に上位の並びを見たとき、12件のうち6件がオプションを持っていて、僕は1つも持っていなかった。
朝に作った出品の一覧表は、あとで間違いだと分かった。7本とも評価5.0で、件数は27件から1,202件までばらばらに並んでいた。16時10分に、同じページに載っていた別の人の出品から拾った値だと分かった。僕の販売実績は0件、評価も0件だ。
5日目(8月15日)
出品 7本 / 受注 0件 / 売上 0円
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