彼の元恋人と比べてしまうとき、本当は何がほしいのだろう

彼の元恋人と比べてしまうとき、本当は何がほしいのだろう

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彼が何気なく話した、昔の旅行の思い出。
以前の恋人と行った場所だと分かってから、「私とは、まだ旅行していないな」と気になってしまう。
聞かなければよかったと思うのに、今度はどんな人だったのかまで知りたくなる。

過去のことだと分かっていても、比べてしまう時はあるよね。
私は、その気持ちが出てきたことだけで、心が狭いと決めなくていいと思っています。

ただ、前の恋人について詳しく知るほど、今の自分が安心できるとは限りません。
写真を見れば見た目を、思い出を聞けば過ごした時間を、次々に比べたくなることもあるからです。

そんな時に確かめてみたいのは、「あの人より上かどうか」の奥で、自分が何を寂しく感じているのかです。

たとえば、旅行の話が引っかかったのは、豪華な旅行をしたいからとは限りません。
自分とも少し先の予定を楽しみにしてほしい。
二人だけの思い出がほしい。
彼の生活の中に、自分の居場所を感じたい。

同じ話を聞いても、気になるところは人によって違います。
すぐに分からなければ、「私もしてほしかったのは何だろう」と、少しだけ問いを変えてみてもいい。

「元恋人とは旅行したのに、どうして私とは行かないの?」という言葉の代わりに、
「私も、二人で少し遠くへ出かける予定を立てられたらうれしい」と伝える方法もあります。

過去との勝ち負けを決めなくても、今の二人でかなえたい希望は話せます。
もちろん、伝えれば必ず実現するわけではありません。お互いの都合や希望を聞いて、相談するところからです。

もし彼自身が「前の恋人はこうしてくれた」と、あなたを繰り返し比べているなら、それは別に扱いたいことです。
自分の嫉妬だけの問題として飲み込まず、「比べられるとつらい。今の二人のこととして話したい」と伝えてもいいんです。

私がタロットで恋の相談を受ける時も、元恋人とあなたのどちらが優れているかを決めるような読み方はしたくありません。
過去の交際の長さや思い出の多さだけでは、今の彼の気持ちも、これから築ける関係も決まらないからです。

あの人に勝てたら安心できる、と思う日があってもいい。
でも、あなたが本当にほしいものは、順位ではなく、今ここで大切に関わってもらえる実感かもしれません。

彼の過去を全部知ろうとする前に、今の自分が望んでいることへ、少し目を向けてみよう。
比べてしまった気持ちの中にも、まだ言葉にしていない願いがあるのだと思います。

KAI


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