救急車に同乗した医師の“帰り道”のこと。

救急車に同乗した医師の“帰り道”のこと。

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病院から次の病院へ患者さんを
救急搬送することがあります。 

そして、医師が救急車に同乗して、
患者さんの状態を見守りながら
次の病院までついて行くことがあります。

では、次の病院で申し送りを終えたあと、
医師はどうやって自分の病院まで
帰ってくるのでしょうか。

多くの方は、 
「帰りも救急車に乗って戻ってくるのでは?」 
と思われるかもしれません。

しかし実際には、
医師は患者の搬送後、

自力で病院へ戻ります。

理由は、
救急車は
「傷病者を緊急に搬送するための車両」
として運用されており、 
医師の帰院を目的とした運行はできないからです。

救急搬送に関するガイドラインでも、 
「医師等の帰院手配については、
その都度、医師等と協議し、
状況に応じて配慮する」 とされており、

医師を救急車で送り届けることは
前提になっていません。

また、救急車は患者搬送後
すぐに次の出動に備える必要があります。 

こうした理由から、
医師は患者さんを引き継いだあとは、 

タクシー・公共交通機関・徒歩などで
自力で病院へ戻るのが一般的です。

わたしの病院でも、
医師が救急車に同乗して行くことがありますが、 
雨の日は傘を持ち、長靴を履いて、
帰りの備えをしていく医師もいます。

救急搬送のその後にある、
医師たちのこうした小さな苦労も、 
地域の医療を静かに支えています。

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