宵灯をひとつ。
本日も守護者〈アスル〉とのお話をお届けしていきます。
「誰のために力を使うのか。その力の使い方に迷っている人が多いように感じる」
そう言って〈アスル〉は、じっとこちらを見つめました。
力、というのは、あなたができることだ。
仕事もそうだし、家事やコミュニケーションもそれにあたる。
他にも、自分では無自覚かもしれないが、笑顔や穏やかな雰囲気でその場を癒していることもあるだろう。
そういったものも含めて、ここでは「力」と呼んでいる。
この力なのだが、誰のために使うのかが重要になってくる。
多くの人を見ていると、他者のために力を使っている人が多いように思う。
もちろん、それはとても大切なことだ。
この世を循環させていくうえで、なくてはならない力の流れだからだ。
だが一方で、自分自身がすり減ってしまうほど、他者へ力を分け与えている人も多いように感じる。
睡眠時間を削ったり、無理に笑顔を作ったり、必要以上にお金を使ったり。
気づかないうちに、自分の器からあふれる以上の力を差し出していることもある。
力というものは有限だ。
無限に湧いてくるものではない。
そして日によって、力の強さは大きく変わる。
無茶をすることも、時には必要かもしれない。
だが、無理を続ける必要はない。
計画的に「この一瞬を乗り切る」と決めているのなら、一時的に力を振り絞るのも良いだろう。
だが、それを慢性的に続けてはいけない。
そうしてしまえば、いずれ心も身体も限界を迎える。
ただ、今の世の中では、他者へ力を配ることが、自分自身の価値にも結びついてしまっているように感じる。
本来は、自分の分が余っているから分け与えるものだ。
けれど、自分の器以上の力を出すことに価値があると言われているようにも思う。
それは、とても窮屈なことだ。
もちろん、今すぐ他者へ力を配るのをやめろと言いたいわけではない。
それが難しい人も多いだろう。
だが、一度だけ気づいてほしい。
あなたの限られた力を、本当に今、この瞬間使いたいのか。
もし違うと思うのなら、一度生活を見直してみてほしい。
たった一つ、力の配りどころを変えるだけで、呼吸がしやすくなることもある。
そして、それを少しずつ増やしていくことで、あなた本来の力は、もっと自然に発揮されていくだろう。
今日は「力」のお話でしたね。
自分では「まだ大丈夫」「まだできる」と思っていても、身体や心は静かに悲鳴を上げていることがあります。限界を迎えてから初めて、そのことに気づく方も少なくありません。かくいう私も、その一人でした。
自分の価値を「誰かに与えられること」に委ね続けていると、自分の軸ではなく、他者の軸で生きる時間が増えてしまいます。その結果、「私は何をしたいのだろう」と迷いやすくなることもあるでしょう。
だからこそ、少しずつで構いません。
自分が持っている力を、何のために、誰のために使いたいのか。
その問いに気づくことが、きっと最初の一歩なのだと思います。
いつも、
魂の案内人〈シリス〉と、
守護者〈アスル〉と共に、お待ちしております。
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