ぷれぜん仙人です、
今日は『AIを使った資料作成の実態』について書いてみようと思います。
最近よく言われる、
「AIを使えば、プレゼン資料は作れる」
「資料作成にはもう価値がない」
などの話について本職の視点で検証してみたいなと思います。
それ本当か?と。たしかに、資料は作れますよね。
今回、試しにAIにプレゼン資料を作らせてみました。
作らせた資料のテーマは、「AIを活用したプレゼン資料作成」というものです。
同じテーマを同じスクリプトで与え、
ChatGPTにも作らせました。
Claudeにも作らせました。
NotebookLMにも作らせました。
これがその「完成品」です。
全部じゃないですが、その一部をお見せします。
AIで作成した資料のサンプル
ChatGPT
Claude
NotebookLM
AI資料はどこまで使い物になるのか?
いかがでしょうか?
これ、本番でそのまま使えますか?
クライアントへの提案資料として出せますか?
社内の重要会議で使えますか?
セミナーの資料として配れますか?
正直、厳しいですよね・・・。
私の率直な感想ですが、
ChatGPT →ほぼ、ラフスケッチに近いくらいのレベル。正直、全く使い物にならない。
Claude →ChatGPTよりはだいぶマシ。でも、そのまま使えるようなものではなく、ここから人間がかなり手を入れる必要あり。
NotebookLM →プレゼン資料としては、一番「それっぽい」が、出力が「画像」なので編集ができない。ある意味で一番使えない。
というイメージ。
AIはあくまで「部下」として使うべき
AIはたしかに、資料を作れる。
タイトルも入る。
見出しも入る。
それっぽい構成も出てくる。
デザインらしきものもつく。
でも、資料作成を長年仕事にしてきた立場から見ると、これはまだ「完成品」には程遠いもの。
言い方は悪いですが、「できそこないの部下が作った初稿」という感じです。
だから、もともとプレゼン資料を自分で作ることができる人が、「部下」として部分的な作業をやらせるのは良いと思います。
・資料構成の素案や代替案を作らせる
・市場分析や競合分析のリサーチを手伝わせる
・資料内で使いたい効果的な画像やアイコンを作らせる
・表やグラフのたたき台を作らせる
・ページデザインの参考になるような素案を出させる
みたいな使い方をする分には、従来よりも効率的に、効果的に資料作成を進めることができると思います。
私自身、こういう使い方でAIをこの2年くらいは使ってます。
一方で、ダメな使い方としては
元々、プレゼン資料を自分で作れない人が、AIに資料作成を外注する、みたいな使い方です。
これはそもそも「何が良い資料なのか?」がわかっていない人がAIに仕事を丸投げしている状態です。
出てきた「完成品」の、
・どこに問題があるのか?
・どこをどう直せば良くなるのか?
・致命的なミスがないか?
などを検証できず、「そのまま採用」する事になったら最悪ですよね。
AIに資料作成を丸投げするコストは?
確かに、コストは安いかもしれません。
月額利用料金で使えば資料をいくつ資料を作らせても数千円、数万円で事足りるでしょう。
でも、その結果として
・全く受注に結びつかない
・コンペで負ける
みたいな事があったら本末転倒になると思います。
また、それだけなく、
「AIバレ」みたいなことをしたら「この人(会社)はいい加減な人(会社)なんじゃないか?」と信用を落とすことにも繋がりかねません。。。
(クライアントさんで、明らかにAIに書かせたメールや、構成なんかを送りつけてくる方が以前いたのですが、あれ、かなりコミュニケーションに困りますね・・)
AIにできること、できないこと
これは、「今だけ」の話じゃないと思ってますね。
今後、どんどんAIは「それっぽい資料」を作れるようになるでしょう。デザインやグラフィック、文章なんかもどんどん向上すると思います。
でも、そこで「AIに資料作成をただただ外注する人」になってしまったら、あなたの付加価値は全くないですし、そもそもクオリティの高い資料なんか
できません。
AIにできるのはあくまで「作業」です。
彼らはある前提、仮定の中で答えを出すこと、作業をすることは得意。これは本当にすごいことです。
スピードにおいては、人間が足元にも及ばないスピードで作業します。
しかし、
・前提条件をそもそも疑うこと
・効果的なテーマ設定を行うこと
・出てきたアウトプットの問題点を指摘すること
・その資料を使って何かやった結果に責任をもつこと
などは、生成AIにはできません。これはその道のプロの研究者が再三再四、指摘していることなので間違いないでしょう。
AIと共存していく時代
私は資料作成のプロとして危機感を感じていましたし、ある種の好奇心もありました。
なので、早くからAIを触り、そのできる事、できない事、また上手に活用するための方法なんかも模索してきました。
その意識は今後も変わりませんし、どんどん使っていきます。
一方で、
『AIで資料作成が完結する、人間は資料作成する必要がなくなる』
というのは大きな間違いですし、また危険な考え方なんじゃないかと思っています。
AIに作成できるような資料は、
『世界中のすべての人ができるレベルの仕事』
になってしまいます。
そんなもので、人生の大事なプレゼンに臨むのか?売上を決定づけるような営業資料の運命を託すのか?
というと、かなり怪しいですよね。
なので、私のような人間にも、今後もお客様にとって提供できる価値はあるんじゃないか?と思っています。
なにかご参考になるものがあれば幸いです。
ぷれぜん仙人
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