納品されたEAの動作確認|本番口座の前に見る順番

納品されたEAの動作確認|本番口座の前に見る順番

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マネー・副業
ファイル一式が届く。チャートに載せると右上のマークが出て、数時間後に一件目のポジションが立つ。動いてはいる。ではこれをそのまま本番の口座に載せていいのか、というところで手が止まる。動いていることと、頼んだとおりに動いていることは、まだ同じではない。

よくあるのは、そのまま本番に入れて数日眺めるやり方だ。負けが込んでくると「これは指示どおりに動いていないのでは」という疑いが湧いてくるのだが、そこから確かめようとしても、もう自分のお金が乗っている。落ち着いて見られない。

今回は、受け取ったEAを本番に載せる前に踏む順番を書いていく。作り手を疑うための手続きではない。仕様の取り違えは悪意ではなく言葉の解釈の差で起きるので、早く見つかったほうが双方とも楽になる。

勝ったかどうかは、まだ見ない

最初に切り分けておきたいのは、確かめる対象が二つあることだ。一つは指示したとおりに動いているか。もう一つは、そのルール自体が自分の狙いどおりの結果を出すか。前者は開発の話で、後者は運用の話になる。この二つを混ぜると、どちらの判断もつかなくなる。
「動いています」と「指示どおりに動いています」は、別のことだ。
二日回して負けが三件続いたとする。ここで作りが悪いと言っても、ルールどおりに負けているのか、条件を取り違えて別の場所で入っているのかが分からない。検収で見るのは前者だけだ。ルールそのものの手直しは、仕様どおりに動くと確認できてから考える。順番を逆にすると、直す先を間違える。

デモ口座に、最小ロットのまま置く

置き場所はデモ口座、ロットは最小のまま触らない。数字を大きくしても分かることは増えないし、小さいままなら条件を一つずつ変えながら何度でも止めたり動かしたりできる。確認の作業は、途中で気軽にやり直せる状態にしておいたほうがいい。

ただしデモは、本番と同じ業者の同じ口座種別で取ってください。シンボル名の末尾、ロットの刻み、ストップの下限、サーバーの時刻。このあたりは口座種別ごとに違っていて、そこが原因で本番だけ動かないことがある。環境の違うデモで通した確認は、本番の確認になっていない。

動かす長さは、日数ではなく中身で区切ります。一件目が出るまでが一段目。決めた条件をひととおり試し終えるまでが二段目。取引の少ないルールなら一週間では一件も出ないので、その場合は条件のほうを一時的に緩めて、まず一件出させてから元に戻す。

最初の一件を、三つの値で当てる

一件目の注文が出たら、そこで一度止めて突き合わせる。動き出すと件数を集めたくなるが、二十件を眺めても、一件を丁寧に当てないかぎり分かることは増えない。ずれているなら一件目からずれているし、合っているなら一件目で合っている。

当て方には型がある。まず取引履歴の側から時刻・価格・ロットを控える。次にチャートをその時刻まで戻して、その足で自分のルールの条件が本当に成立しているかを見る。一つの値が近いだけで同じ一件だと決めない。価格が似ているだけの別の足、ということが普通に起こる。

一件目を突き合わせる

合わない欄が出たら、その時点で作り手に伝える。「動いていません」ではなく「二十一時の足の確定で入るはずが、次の足の頭で入っている」と書ければ、直す場所はその場で決まる。ずれた値そのものを送るのがいちばん速い。

決めた条件を、一つずつ試す

一件目が当たったら、次は条件を見ていく。発注そのものが動くことは分かったので、ここから先で外れるのはたいてい「いつ出さないか」の側だ。入る条件は依頼のときにも丁寧に書くが、出さない条件は口頭で一度触れただけ、ということが多い。

試すときは、一度に一つだけ変える。時間帯を狭める、曜日を一つ落とす、同時に持つ本数を一本にする。まとめて変えると、どれが効いたのか分からなくなる。変えた値は毎回控えておくと、あとで同じ状態を作り直せる。

条件ごとの確かめ方

出ないことを、わざと確かめる

ここまでは出るはずのものが出るかを見てきた。抜けやすいのは逆側で、出てはいけない場面で出ないことのほうだ。運用が壊れるのは、たいてい正常なほうではない。動いてほしくない場面で動いたときに、想定していない損の出方をする。

やり方は簡単で、禁止したはずの条件をわざと「今」にする。時間帯の制限を、いま動いている時間帯に書き換える。除外した曜日を今日にする。上限本数を、いま持っている数と同じにする。それで新しい注文が出てこなければ、その条件は効いている。

出てしまったら、まだ入っていないか、判定している場所が違う。ここは過去データでは見つけにくい。テスターは指定した期間を流すだけなので、禁止した時間帯にたまたま条件が揃わなければ何も起きず、素通りしてしまう。

受け取る物の一覧と、直してもらえる期間

最後は物の確認になる。ソースコードは入っているか。動く形のファイルだけが届いて、中身が入っていないことがある。設定できる値の一覧、動かし方の手順、想定した口座種別。ここは受け取ってから数えるのではなく、受け取る前に一覧を先にもらっておく。

もう一つ、無償で直してもらえる期間が何日あるか。これも受け取る前に決めておきたい。日数が決まっていれば、確認をいつまでに終わらせるかがこちらでも決まる。当方のEA開発では、試作版をお渡ししたあとの調整を一回、標準に含めている。

※ここで挙げた条件は確認手順の例であって、特定の売買手法を勧めるものではない。お渡しするのはソフトウェアです。投資助言・運用受託・利益保証は行いません。

当方は元金融系のシステムエンジニアで、ココナラではMT5のEA開発をお受けしています(MT4は移植・改修のご相談から承ります)。ご自身のルールを渡す段階でも、受け取ったものをどう確かめるか決める段階でも構いません。ココナラのメッセージからご相談ください。なお、お渡しするのはソフトウェアであって、投資助言や運用の代行ではありません。
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